土曜日、二日酔い。ふらふらと出掛けて御徒町へ向かい、『厳選洋食さくらい』にてオムライスやらカキフライやらいただきました。美味い
美味しそうなものの写真で厄払いをした上で、さて、はてな村反省会2015であります。
昨年は7月に開催されたはてな村反省会でありましたが…
今回は、はてな村!というよりも、2015年のネット界隈を振り返る、という様相を呈した。反省会を名乗りながら、参加者、それもはてな利用暦の長い参加者諸氏に、自らを省みるつもりがないところは、海軍反省会とさも似たり。
いま見たら、zaikabouのuが抜けてる!
とにかくinumashさんの司会進行とまとめが秀逸で、さすが界隈、目配りがよく出来ているひとだなあ、と。そしてシロクマ先生のリアル『言及しましたね!』が目の前で見られたのも僥倖であった。
で、もろもろ、本年に発生した事件の振り返りをしたわけだけれど。ネットで起こる事件を見回していると、現象面としては何度も同じことを繰り返している、と見える。デマの発生と検証、炎上と鎮火なども、何度も見せられたことの繰り返しでしか無いにも見える。
しかしながら、世間におけるネットの影響力の拡大、そこに投入される資源の増大、費用対効果から鑑みた様々な思惑の錯綜、それらによって、その『繰り返される』現象はネットだけに留まらず、よりリアルと密接に結びついたものになり、マスメディとの相互作用は益々密、かつ周期の早いやり取りになる。
そこに参加する多くが、有る程度リテラシーがわかっている(はず)の人間であった時代はとうに過ぎ去り、一見無法地帯にも見えるネットが、今後どのように再整備されていくのだろうか、というような話をしていた。
もちろん、非モテの話とかもしてましたが、体育会系非モテとしての恋愛工学、というのはなかなか興味深い話であった。炎上事案における、長年に渡って資料を溜め込んで薪をくべ続けている人の存在と、リソースを適切なタイミングを選んで投入する重要性、のような話もしていた。
燃え上がってしまったほうにとって、対策する戦力の逐次投入は愚策中の愚策だが、燃えさせようとするほうにとって、戦力の逐次投入はいつまでも消えない炎上を演出する大切なスパイスである。というか、今日、一旦燃えてしまったら、ほんとうにどうしようもなくなっている。過去ログが容易に漁れる、漁られることの恐怖と、検索能力が勝負を決めるという点と。
あと、神輿は担がれないと輝かない、というような話をしたような気もするがよく憶えていない。
ネット上での活動が長いと、ネット上のしがらみがいろいろ出来てしまい、逆にリアルで会わないとネットの話が出来ない、というような逆転現象が起きるのも面白いものだなあ、という話もしたように思う。
そんなわけで、銀座のルノアールで5時間、その後中華料理屋で2.5時間、さらにその後、新橋の椿屋珈琲店2時間、暮れの忙しいはずの時期に、いい大人が延々、ネットとはてなの話しかしていない。だいぶんあたまがおかしいのだった。
他の参加者の皆さんのオフレポ、シロクマ先生のがよくまとまっていて、わかりやすいです
リンクは順不同です…。そんなわけで、来年もあれば是非、参加したいところなのでありました。
そうそう、IDは伏せますが、小さなお子さん連れで、ちょっとした用事で顔を出した方がいらっしゃって。おっさん(女性もいたけどな!)ばかりがみっちり並んで雁首揃えたルノアールの会議室を覗き込む短い時間のうちに『IDは名乗れません。子供に聞かれるので』『(泣き出した子供をあやしつつ)怖いね…』と名言を残して行かれたことを記録しておきます。
あの子達の夢には、ときどき、狭い会議室におっさん(女性も…)がみっちり並んだ絵が出てきてしまうことだろう