日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

久しぶりのプールへ

6時起床。ああ、土曜日だなあ。休みだなあ。9時半ごろにでかける。
どうもこのごろ、イマイチ体調が優れない。ベトナムに行って以来、体調に異変を来たしているのではないかとも思ったが、それはそれとして、久しくプールで泳いでいないのがイケナイのではないか、とも思い、プールに行くことにする。
辰巳駅で降りて、公園を抜けて、辰巳国際水泳場へ。曇天。

ここのプールは、国際大会も頻繁に行われるところで、さすがの規模と水質。50Mのプールが2つ、飛び込みのプールが1つあって、しかも立地が悪いため大抵空いている。大会などで使用中のときも多いが、一般解放の時を調べて訪問するも吉。天井も高くて気持ちいいしね。
久しぶりのせいか、サブプールのほうで100m泳いだだけでどっと疲れる。今日はのんびり適当に泳ごう…と思っていたが、なんだかんだで2.5kmほど。最後のほうは体中ぐったりしていた。しかし、ここのサブプール、水質はいいのだが、水温が場所によりバラツキがある。暖流とか寒流があるのだろうか。
プールを出て。どうやらコミュニティバスがあるようなので、コンビニで昼ごはんを買って、乗ってみる。区がやっているコミュニティバスはどこでも大抵同じようなもので。

もう少し遠くまで行ってくれるのかと思ったら、近所の団地のあたりをウロウロしているだけなので、これはラチがあかない、と降りて。

こんな写真を撮ったりしつつ、都バスを待って乗り込む。車内でつり革につかまろうとすると、椅子に座っている男性が「×○※△☆!」と言い、必死の形相で私を退かそうとし、どうも隣に立って欲しく無いらしい。きっと、何かと戦っている人なのではなかろうか。その後もお客さんを次々に退かしていた。

東京都現代美術館


錦糸町行きのバスを途中で降りて、東京都現代美術館へ行く。大竹伸朗『全景』展を。いや、これは凄い。どこのドンキホーテですか、というような圧縮陳列。ところ狭し、という言葉すら申し訳ない位の凄いボリューム。小学校の頃に画いた絵からはじまって、時系列順に最近の作品まで、生涯にわたる作品が網羅されている。しかしこれでも網羅しきれていない感じ。
次から次へと現れる様々な作風の作品群は、一言で言う…いやさ一言で言うことなんか、どんなものでも出来ないのだが、一言どころか何か語ろうとするのを躊躇させるほどの豊饒さ、そう豊饒。まさに豊饒と言うしかない。こりゃすごい、とにかく凄い。見に行ったほうがいいですよこれは。
常設展も。1940-1980年以降の美術、ということで、絵画いろいろ。石井茂雄の絵に感じるところあり。あと、ナム・ジュン・パイクの『TV時計』とか。

銀座で

美術館を出て、バスに乗って日本橋まで。中央通りを歩いて、銀座の歩行者天国をぶらぶら。
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/
ギンザ・グラフィック・ギャラリーで、『勝手に広告(中村至男+佐藤雅彦)の活動 No.6』を。いろいろなブランド(誰でも知っているブランド)を使って、それを勝手に広告する作品を作っている。
こう言うと、なんだかウォーホルのキャンベルスープみたいなコンセプト?かと思うのだが、そんな「消費社会へのうんたらかんたら」というのではなくて。きちんと広告として成立しているんだけれど、しかし作品として独立した価値を失っていない、昔、Falshでi-podの宣伝を勝手に作った人がいたけど、あんな感じか。
昔、糸井重里がやってた萬流コピー塾ってのがあって、毎回、勝手にいろんなものに読者が「コピー」をつけるのだが、松竹梅の採点の基準はいちおうあり、面白いだけじゃなくて広告としてきちんと成立していると松や竹の評価が貰えていた。なんか、それを思い出した。
その後、福家書店を覘いてから、新橋まで歩いて、みどりの窓口で用足し。ニュー新橋ビルのチケットショップを少し覘いてみたが、あそこは闇金に引っかかった人が金券を換金するためにある店なので、小商いのチケット類はあまり無し。烏森神社から御成門へ、愛宕山の脇を抜けて神谷町へ出て、電車で帰宅する。