日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

ふぐ宴会

6時起床、8時に家を出る、綱島から東横線で菊名、横浜線で新横浜、8時53分のひかりに。自由席は8割程度の乗車率。途中、関が原降雪で若干の遅れ。米原で10時58分のしらさぎに乗り換え、敦賀。駅で蕎麦を食べて12時02分の小浜線に乗りかえて小浜駅。と、今年初めての出張なので事務的に記述してみた。
5時ごろまで打合せして、今日はお楽しみのふぐ宴会ということで旅館に移動する。途中、これは大雪になったら車では脱出できないのでは、というようなほそーい山道を通って、たどり着くとわずか10戸あまりの集落にその旅館『うらたに』はあった。携帯電話は通じたり通じなかったりでこれは本物ですよスゴイワネー。なるほど、こんな複雑な地形であっちこっちに湾やら集落やらがあれば、北朝鮮工作船も入り放題、隠れ放題だな、とひとりごつ。
部屋に通されると、おお、オーシャンビューだ!海に向かってテラスつきで前面ガラス張りだ!というと凄いが、覆いかぶさるような曇天に荒れる海、どどーんと波の音、窓を通しても伝わる冷気、うーむ、冬はちょと考え物か。でも冬の日本海は大迫力で満喫できる素敵仕様。
風呂から上がってすぐに食事。ここは定置網の網元で、船も持っているようで、なるほど、これは食事にも期待が持てる、気合が入る。
まずはてっさ(ふぐ刺し)、赤鯛・石鯛・黒鯛・鱸・蛸・イカの刺身、さらにケンサキイカの生造はまだゲソが動いていて身は透き通っていて、歯ごたえはあるのにやわらかくて美味いのなんの。てっさも刺身も素敵に美味。ひれ酒を飲みながら、さらに酢の物、蒸し牡蠣はぷりぷりしてて結構。焼きふぐ、ついでに白子のホイル焼きまで出てきてこれがなんとも、味わい深く。ふぐの天ぷらも食べてもう腹いっぱい、と思いきやしっかりてっちり(ふぐなべ)、最後におぢや。まったくもって美味い。北陸は食の宝庫であるなあ。今回は現地の支店のみなさんはカニは食べ飽きている(!)というので無かったが、カニも食べたいものであるなあ。9人でお銚子29本、まあこんなものか。
いろいろ話を聞いてみるに、なんというか、大きくて古い会社の底知れなさ、というような話がいろいろ出てきて、おっかねえな、と思う。聞かなかったことにしておこう。
寝る前にさらにおにぎり2つ食べて(食べすぎ)就寝。