日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

なんだこの雑誌

晩飯済ませて、なんとなく購入した「おとなの週末」に目を通す。なんというか、一言で言うと、酷い。食い物の特集が多いが、写真が駄目。食欲をそそらない。記事の組み方が安っぽい。なってない。東京1週間*1かと思った。どっちも講談社なのだね。サライのように枯れている訳でもなく、日経おとなのOFFのようにギラギラしているわけでもなく、何事につけても中途半端。なんかね、ノリというか、全体が醸しだすオーラが安っぽいタウン誌なんですよ。一部、毒気の抜けたブブカか、というような与太記事があり、辛口とかなんとかいいながら辛口でもなんでもないし。あと、山本益博が連載持ってたりするのはご愛嬌か。
あと、もっとまともなライター使ったほうがいい。今号の特集は東京の観光スポット紹介だったが、まあ、紹介した4大スポットがお台場六本木丸の内汐留と捻りも何もないのは仕方ないとしても、紹介記事の書き方が、素人のお散歩ブログレベル、それもやりっぱなし感漂う、紋切り型の慣用句を並べただけのしょーもない文章なのだ。なんでこんなレベルの文章を、卑しくも講談社が出している雑誌で読まされなければいけないのか。この雑誌、ほとんど外注で、広告収入目当てのやっつけで作ってると思う。この手の雑誌に上野クリニックの宣伝が入っているってびっくりだよ。
後ろの方に読者からのお便り紹介コーナーもあったが、これもこの雑誌にして、という内容で、一言で言うならば大手小町に通じる痛さとでも言うか…。庶民がちょっと背伸びして贅沢してみましたよ、的な厭らしさが鼻に付く投稿ばかりなのです。
いやあ、酷いもんをみせてもらった、と490円でのネタに感謝したい。あと、自分が何でこんなに腹を立てているのかとつらつら考えてみるに、その「素人のお散歩ブログ」レベルの文章が、まるで自分のダイアリーの文章読んでるようで恥ずかしくなった、という事情もあるわけであり…。

*1:そういえば、ワタクシ、東京1週間が創刊になると聞いたときに、東京人と東京ウォーカーの中間のような雑誌が出来るのだと期待したんだっけ。若かったよな