日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

メーデーの集会に行ってきた、が

6時起床、7時過ぎに家を出て、バスに乗って横浜国際プールへ。4月から、土日は7時半からの営業になったということなので、試しに行ってみようと思ったわけである。
ちょうど7時半に到着し、ガラガラなプールで泳ぐのは気持ち良い。徐々に人が出てきたが、それでも1コースせいぜい2人くらい。50分2Kmくらい泳いで、ジャグジーで休んで出る。しかし、このプールの2時間700円はちょっと高いわな…
今度はセンター北行きのバスに乗り、駅で地下鉄に乗り換えて桜木町まで。メーデーの会場は臨港パークなので、動く歩道方面に歩いていく。JRの桜木町駅動く歩道の間に、いるわいるわ、沢山のチラシを配る人達。喜んで集めていたが、解同とか「狭山事件うんぬん」とか、楽しそうなチラシを貰いそびれて悔しい思いをする。
さて、いよいよ会場である。どのような殺気立った雰囲気か、と思ったら…

なにやら、のんびりしている。海沿いの広々した公園の芝生の上に、組合ごとにブルーシートを敷いて、ビールが配られておつまみをあけて朝の10時から酒盛りが始まっている。こりゃあ、お花見だね。
私も自分の会社のところに顔を出したが、知っている顔もなく、ま、とにかく、電機連合なので景気もいいし、暢気なものである。
ステージのまん前に陣取っているのは教職員組合自治労で、このあたりは流石に活動家然とした…というか、なにやらスローガンを書いた前掛けをしたりしていたが。教育基本法憲法9条についてなにやら訴えていたようだが、共謀罪についてのアクションはなんにも無かった。どういうことかしらん。
あちこちの組合やら、作業所やらの模擬店が出ていたので覗いてみたが、やきとり、やきそば、フランクフルト、というの模擬店の王道がずらずら並んでいて、他には飲み物とかビールとか。古本を売っている店があったので覗いてみたが、特段赤い本は無く、普通のビジネス書であった。そこの会社の社員が、バザーみたいに出品しただけなのね。
むう、なんだか、面白く無いぞ。もっとこう、革命の機運というか、このまま国会に突っ込もうという盛り上がりは無いのだろうか。ステージ上は、なぜか音楽演奏の後、テツandトモが出てきて、延々、ネタをやっている。偉大なるドサ芸、というか、偉いもんだな、と思いながら眺めていたわけだが、そのうちあのギターで「インターナショナル」か「立て万国の労働者」とかやってくれると期待したのに…やらない。つうか、式次第を見ても、全然歌も歌わないらしいのだがナゼドウシテ…。
子供を遊ばせるコーナーもあったので、おお、これはきっと、普通に遊ばせているようで、実は槇本楠郎センセイのプロレタリア童謡集「赤い旗」とか配って、歌の練習をさせているに違いないとワクワクして近づいていったが、まったくその気配もないようである。ちえっ。
テツトモは延々45分やって、最後には演歌まで歌って、CDまで販売していた。お仕事ご苦労様です。
アトラクションが終わると、ようよう、壇上にジャンパーを着た人がわらわらと上って、式次第となる。来賓で来ていた松沢知事と中田市長が、壇上最前列でずーっと楽しそうに話していたのが、なんか萌えであった。

来賓の挨拶が始まっても、誰かが石を投げるわけでも無し、粛々としたものである。壇上の誰かが「隣で働く人が敵になるような社会でいいのでしょうか!」と言ったときに、神教協の誰かが「そういう社会にしたのが今の横浜市制じゃないかー!」と叫んだのが、唯一それっぽい瞬間であっただろうかなあ。
あとは、粛々としたもので、歌を歌うでも無し。お楽しみ抽選会があって、何事も無くメーデーの集会は終わったのであった。こんなものなのか。