日毎に敵と懶惰に戦う

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スウェーデンの教科書は素晴らしいが

http://luxemburg.exblog.jp/3674551
で知った話。スウェーデンの中学校の教科書が面白いという話。

あなた自身の社会―スウェーデンの中学教科書

あなた自身の社会―スウェーデンの中学教科書

  • 作者: アーネリンドクウィスト,ヤンウェステル,Arne Lindquist,Jan Wester,川上邦夫
  • 出版社/メーカー: 新評論
  • 発売日: 1997/05
  • メディア: 単行本
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確かにこれは面白そう。中学生に、民主主義や共同体や法律や…そのほかのなんたるかを教えてくれる教科書。こんど買って読んでみよう。 ま、それはそれなのだが、紹介していたblogの

おそらくこんなことを中学の教科書で書いたら、左翼だのなんだのと大騒ぎになるだろう。

と書かれているのを見て、日本のサヨクの1番絶望的な部分を見た思いで、とにかく絶望する。この人達は、その「民主主義的な手続き」そのものが「サヨク的なもの」として批判されたり拒絶されたりしていると本気で思っているのだろうが。そんな自己陶酔なご大層な啓蒙なオルグな世界に生きているのか。
今日においてデモだのなんだののサヨク的な物に対する人々の反発は、そんなことに対してではなく、そんな手続きをすっ飛ばして教条を押しつけるサヨクの姿ではないのか。それは間違いかもしれない。人々が愚かなのかもしれない。サヨクの人達は理屈では正しいことをしているのかもしれない。しかし、自分達の何が拒絶されているのか…どう見られているのか…理解していないならば、もはや絶望ではないのか。
ウヨクにも馬鹿が多い。http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20060622/1150987290みたいな大馬鹿や、http://www.asahi.com/national/update/0620/TKY200606200237.htmlみたいな大馬鹿が沢山。だから、こういう馬鹿な連中は全部同じ箱の中である。八木秀次と増田都子は同じ穴の馬鹿である。願わくば、これらを切り捨てて確かな民主主義の為に共闘せんことを。