日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

六本木でギャラリー巡り

すぐ近所の大井競馬場まで歩くが、今日はお休みなので静かなもの。正門前からバスに乗る。都バスにあるまじきエッジの効いたテンションの高い運転をする運転手さんで、まあ要するに都バスは飛ばすなあ、などと恥ずかしいことを考えていたわけだが、そうこうするうちに品川駅前を通り過ぎ、白金台で降りる。南北線で麻布十番へ。ギャラリーなど巡る。
オオタファインアーツでは、小沢剛の『ハチミツと極東と美術』。醤油画の連作とか、コロポックルの連作とか、さして広くない空間にとても密度の高い展示がなされていて、安心して楽しめた。『安心して』って誉めてないよな…。いや、まあ、とても面白かったです。小沢剛らしさが溢れていた。
ヴァイスフェルトでは、長塚秀人の個展。「本城直季みたいな…」って言っちゃイカンのか、いや、そもそも本城直季が「○○みたいな」なのか、微妙な問題なのかもしれないので言及しませんが、とにかく、風景画が模型的な写真。崖崩れの遠景が面白くて、実際、そればかりが大量に売約済になっていた。
次に森美術館。ようやっと

が手に入りました。ありがとうございます。
ほいでもって、森アーツセンターギャラリーで前からやっている、グレゴリー・コルベールの作品展にも、森美術館の会員証だけで入れたので、見てみた。
http://roppongihills.com/jp/events/macg_animal.html
動物と人間の奇跡的な写真の数々は、まあキレイキレイですね、と言えなくもないのだけれど、しかしここまで徹底して凄いともはや平伏せざるを得ない。これは凄い。そして象はずるい。短編映像にも息を呑む。ナレーションは渡辺謙かな?
そして、私は知らなかったのだが、この展覧会をさらに大規模にしたものが、明日からお台場の『ノマディック美術館』で開かれるのだと言う。コンテナと再利用可能な資材で作られる、移動する美術館。建築家の坂茂によるもの。パージ船を見た後でこういう話題、というのも、なんだか奇遇だ。
http://www.ashesandsnow.org/jp/index.php
特別割引チケットを販売していた(1900円→900円)ので、購入しておいた。6月24日まで。近々行こう。