日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

神楽坂のギャラリーへ

カラオケボックスで5時ごろに目を覚まし、お別れして、一旦帰宅。ちょっと寝る。朝飯食う。で、10時過ぎに出かけて、千駄ヶ谷へ。とっくに売り切れている、フィギュアスケートの大会のチケットを求める人が、東京体育館前に鈴なりになって『譲って下さい』という紙を掲げていた。雰囲気がズカファンに似ている。浅田真央の犬のぬいぐるみが、駅前のコンビに前で売られていたが、誰も買っていなかった。プールで2.5km、1時間弱で。
あがってから、中央線で飯田橋へ。歩いて、中小の出版社や印刷所が並ぶ中を抜けて、神楽坂のギャラリーへ行く。それにしても、現代美術系のギャラリーって、みんないかにも賃料の安そうな場所に固まってあるよね…

児玉画廊のコレクション展、高橋コレクションのできやよい、山本現代の児島サコ、ユカササハラギャラリーの川口奈々子。できやよいの、人の顔で埋め尽くされた絵の数々もインパクトがあったけれど、児島サコのグロテスクな生命力に満ち溢れた絵に一番心打たれた。
江戸川方面に出て、凸版印刷の、印刷博物館へ。

第一次世界大戦時のプロパガンダ・コレクションの展覧会『モード・オブ・ザ・ウォー』。ほとんどがアメリカの、国債を買おう、戦地に赴こう、と呼びかけるポスターの数々。凄いボリューム。アメリカのような国で、いかにして戦争に対して人々を扇動していくか。その技術を見せつけたれた。恐ろしや。印刷博物館は初めて訪れたのだけれど、想像していたよりもはるかに立派な博物館で驚いた。社風を含めてイケイケドンドンな大日本印刷に対して、トッパンのインテリっぷりが際立つ。電通博報堂のような関係か?(まあ、電博の売り上げの差が埋めようが無いのに対して、大日本とトッパンは競り合っているけど)