日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

スリランカフェスティバル2007

コスプレの一団、それを撮影する外国人、ひしめくバンドを掻き分け掻き分け、日比谷公園へ。今日はスリランカフェスティバル。

タイフェスティバルのような混雑は無い。ほどよく人が入って、ほどよく混雑している感じ。そして、特筆すべきはその客層。日本にはこんなに沢山、スリランカの人間がいたのだろうか?いや、インドの人も多いのか?見分けが付かないが、現地の香りのする人の割合がものすごく高い。
そして、食い物を売っている店もタイフェスのような秩序が支配する感じではなく、一見、何を売っているのかよくわからない店、何を食わせているのかいまいち判然とせず、店の前にたむろする人達をさばくでも無く、しかし、なんだか知らんが美味そうなものを売っている、という店の数々。
アフリカンフェスタの教育の香り漂う様とも遠いところにあり、なんというのだろうか、会場全体にアジール感が溢れている。そう、祭りだ祭り。裏の方の暗いところに行ったら何が始まっているか判らないような一種猥雑な高揚感というか…いやさ、私は誉めているのですよ、最大限の謝辞でもって!実際になんだか訳のわからないものを食ったとか、裏のほうで何かをしていた、ということでは無く!これ以上どんどん混むようになるともっと秩序だってしまうだろうから、来年あたりに行ってみるべきかも。お坊さんも沢山いたよ。
そんなわけで、LIONビールというスリランカのビール、サフランライスの上にいろいろ乗ったもの、チャーハンのようなもの、羊のステーキを食べて、不思議なリズムで盛り上がる舞台を眺めて。中年のおっさんが、ビールがかかったとか何とか大騒ぎしていたが、ああいう会場で野暮な事を言うもんだ。

スリランカであるから紅茶をお土産に購入し、何故かジャイアンツの二岡のレプリカユニフォームを着たスリランカ人のおっさんを不思議に眺めた後、会場を去って帰宅した。
追記:
同じところに行った人のレポにシンパシーを感じたので、トラックバックさせていただく。というか、この人の日記、全体的に面白い。文章も軽妙洒脱
http://d.hatena.ne.jp/plank/20070527/SmellsLikeMasalaArak
そうか、あの正体が良くわからないけど旨いものは、ニルウァーナ(NIRVANA)という店のものであったか