7時起床。とりあえずお引越しなのだが、昨日、ガスの開通がまだ出来ないということに気がついて（さっさと手配しておけ、という）萎えたので、最低限のものだけ持ち込んで、まあ、しばらく二重生活ということにする。二重思考は1984年。二十四孝は中国の親孝行。
なぜか実家に届けられてしまった羽毛布団、その他、手に持てるだけのものを持って出発。重い…。よたよたふらつきながら、東京に出てきている息子を溢れんばかりのお土産もってたずねるおとっつあん、という風情で、不動産屋に辿り着いて鍵を受け取り、部屋へ。
とりあえず、ああ、そういうえばベッドパッドも無かったな、と気がつき、近所の無印良品まで徒歩で。ベッドパッドと、手ごろな座椅子を購入し、戻ってフローリングの床を拭き掃除しつつ、お昼ご飯。近所の99shopで買ったカップラーメンとおにぎり。…荷物が着かないな…。アンテナの口とテレビの距離が長いので、ケーブルの加工でもしていよう…
2時前に、無印良品からの第一便で布団類が到着。拡げて布団にカバーかけたりしていると、別の荷物が到着。クロネコさんご苦労様です。ほいで、ややあってヨドバシカメラからガスファンヒーターと炊飯器、しばらくして東芝の32V型の液晶テレビも到着。バカに安かったのだが、昨日になって、東芝とシャープの提携話を知るにいたり、ああ、このテレビは投売りだったのだな、在庫処分したかったのだな、と一人ごつ。おお、繋いだら地デジもきちんとうつったぞ。
しかし…。無印良品からの一番の大物が届かない！近所の百均にコロコロカーペットとか買いに行きつつ、片付け。18時頃、漸く（まあ、一応、配達時間の範囲内ではあるのだけれど）着いて、洗濯機の設置、冷蔵庫とレンジ。ほいで、ベッドとコタツの部品を置いていった。いそいそと組み立てて…。ああ、7時前にようやく片付いた。ふう。
今日はここに一泊することにして、百円均一と薬屋にふたたび買出し。その後、みなとみらいのほうにふらふらと遊びに出て、晩飯は…野毛の飲み屋に行きたいのをぐっと堪えて、松屋で海鮮チゲ定食を食った…。うぐう。
さて、風呂であるけれど。なにしろガスが来ていないので、家で風呂に入れない。で、銭湯。野毛の動物園の裏に銭湯があるという情報は掴んでいたのだが、調べてみたら22時まで…。もう過ぎてる。急いで別の銭湯を探す。
http://1126.seesaa.net/
おおふ、伊勢佐木町に25時までやっている銭湯があるらし。歩いて15分近くかかるけれど、まあ、仕方が無い。行きましょう、ととぼとぼ。日ノ出町の駅前を通り過ぎ、黄金町あたりにさしかかると…おお、歩哨、じゃないや、おまわりさんが立っている。そうか、ここは黄金町であるなあ、間口の狭い怪しげな店が並んでおるなあ、とちらちら見つつ通り過ぎると、おいおい、本当に銭湯があるのか？別の意味の『おふろ』ばかりではないか…。と、お兄さんのにこやかな勧誘をふりきりつつ、いぶかしげにあるくと、おお、ソープ街の真ん中に、ありましたよ『利世館』。
銭湯というよりも、温泉街にあるおおきな外湯、という風情で、430円也を払って大変レトロな感じの脱衣場、普通にタバコふかしてるなあ…。そして風呂に入ると…おお、場所柄ですねえ、背中一面におおきなお絵かきのあるお兄さんが何人も…。これは凄い。まるで浅草の観音様の裏手のようなところですね。行った事ないけど。
で、ここは銭湯なんだけれども、温泉もあるのだ。地下70mから掘った源泉18℃の温泉。東京から横浜に特有の、真っ黒なお湯。その真っ黒なお湯に、今日は冬至であるので柚子が浮かんでいて、黒と黄色のコントラストが、ここは危険です、と訴えていた。いやまあ、別に危険はなかったんですけれど…。雰囲気が面白いし、なにしろ温泉であるので、また機会があったら来てみよう。遠いけどね。帰宅して就寝。
