日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

横浜の中の沖縄へ

鶴見に沖縄出身の人が多いという話は、うっすらと聞いたことがあったのだけれど、どの程度多いのか、その理由、なんらかのコミュニティがあるのか…など、何も知らなかった。ちょっと鶴見に行く機会があり、そう言えば…と検索して見たのがこのサイト
横浜鶴見沖縄ストリート
どうも、沖縄関係のお店などは、仲通り商店街というところに沢山あるようだ。というわけで、行ってみた。鶴見駅からはバスもあるけれど、歩いても20分くらい。長い商店街を経てたどり着くことができる
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次第にシャッターの多くなる商店街を歩いて行くと、やがて彫りの深い顔の人がなんとなく目立つようになり、店先や軒先に椅子を出して、日向ぼっこする老人をぽつぽつと見えだして…なんだかのんびりとした雰囲気の中に、それはある

…携帯カメラで撮ったので、指が入ってしまっています…。右に見える建物が、鶴見沖縄県人会会館、おきつる会館。いろいろなイベントなどもしているみたい。そして、1階部分は沖縄物産センター
株式会社おきなわ物産センター
この建物を中心に、沖縄関係の店が密集!…というような、中華街のような様相を呈しているわけではない。だけど、沖縄の物産の店、沖縄料理の店などがいくらか点在しており、ちょっとした異国の雰囲気を味わうことができる




最後の写真は沖縄じゃなくて、ブラジル料理だけど。沖縄から南方への移住し、引き上げてきた人が鶴見には多いらしい。だから、南米系の人も多いのだろう。最初に紹介した『沖縄物産センター』。ここには沖縄物産の店、沖縄料理の店、喫茶店、旅行会社などが集まっている。その、おきつる・マートという店に入ってみた。
最近、東京にも沖縄物産の店は増えたから、品揃えはそれらとあまり変わりないようにも思える。しかしながらよく見ていくと、とにかく、生活に根ざした、沖縄の人の食生活に欠くべからざるもの…が揃っているように見える。沖縄そばは自家製麺、山羊肉があったり、スパムミートはいろいろなメーカーのものが豊富に揃っている。なんだか正体はイマイチわからないけれど、沖縄では食べられているんだろうなあ…というようなものがおおいのだ。正直、完全に観光向け、外向けの顔の店よりも、こういう店のほうが面白い。
お客さんの会話からも沖縄訛りを聞くことができ、ああ、本当に沖縄出身の人が利用している店なんだなあ、と実感できる。とにかく面白いので、近所の方はちょっと行ってみることをおススメしたい。ちなみに、自分はこんな缶詰を買った。

SPAMの一種…と言っても、SPAMという名称自体は登録商標なのかな?この店で一番の売上と書いてある商品だった。原産国はデンマーク

ちょっと正体不明の缶詰。魚のすりみの団子らしい。お酒のつまみにそのまま!と書かれていた。 

…うーむ、漢字表記が怪しいし、あまり美味そうにも見えないのだが…

これは『あまがし』というもの。ぜんざいのようなものなのかな。
あまがし - Wikipedia

原材料名が『農産物』ってなっているのはなぜなのか…
とにかくこんな感じで、あまり観光向けではない沖縄物産が多数扱われていて、面白い店でした。今度、沖縄料理も食べに再訪しましょう
@nifty:デイリーポータルZ:鶴見リトル沖縄さんぽ