5時半起床、バナナと苺で朝飯にして、6時過ぎには家を出る。東神奈川から横浜線、八王子から7時29分のスーパーあずさ1号の人に。この振り子の揺れがちょっと苦手で何時も体調が悪くなるんだけれど、今日は平気だった。車内で読んでいた本、買ったなりになっていた杉山其日庵の『素人浄瑠璃講釈』が面白い。杉山其日庵=杉山茂丸、夢野久作のおとっつあんなんですね、この人。まあ一種の旦那たるこの人がですね、浄瑠璃の名人上手に浄瑠璃を習って、その外題一つ一つについて芸のなんたるかを語った本でありまして。背筋がピッと伸びるようでありながら、伸びたまま、なんとも言えぬおかしみのある文章にニヨニヨとなる。
- 作者: 杉山其日庵,内山美樹子,桜井弘
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/10/15
- メディア: 文庫
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上諏訪で降りて飯田線の直通列車に。これ、豊橋まで6時間以上をかけて走り抜く列車、一日ぼんやり揺られていたい。伊那市で降りて客先、お仕事。昼飯はラーメン。元ヤン風の夫妻が切り盛りし、店内に地元高校野球部の熱いメッセージが貼り出されている店。ラーメンはどさん子に、二郎成分をいくらかトッピングした感じ。化学調味料が…舌が痺れる…。
4時前には終わり、お客さんに高遠の桜を見ていけば、と勧められて、ああそれもいいけれど、うん、今日は失礼して家路を急ごう。長野駅まで車で出て、ちょこちょことお土産購入。18時8分のあさまでうつらうつらするうちに東京、電車乗り継いで帰宅。
少し早めに、豊竹山城少掾を子守唄に安らかな眠りに着いたと思ったのに、深夜に仕事の電話で起こされて目が覚めてしまった。どうせならもうちょっと艶気のある電話で起こしてほしいです…