日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

沖縄3日目 那覇の街を

みっかめ、今日もなんとも素晴らしい天気

いちばん良い天気だなあ。帰りたくなくなってまうやろー!いやほんと、梅雨時なのに、よくもってくれました。

朝ごはんを昨日と同じバイキングで済ませ、部屋に戻ってゆったりのんびり。はわー

はうー

何時までも、声にならぬ声を出していても仕方がありません、また来るぞ!と堅く誓ってホテルを出て、タクシーで、那覇行きの高速バスが出る夜冨慶のバス停へ。コンビニで買った琉球新報をバスの中で読む

紙面は間近に迫った復帰40周年の話題で溢れており、特に日曜日についてくる小中学生向け『りゅうPON!』も「復帰」に関しての話題がほとんど。復帰満足と誤解を与える…と配られなかった、日の丸が描かれた『祖国復帰おめでとう』のメダルの話題が出ていた
週刊上原直彦
バスが金武のバス停を出たところで、運転手氏やにわに振り返り、すまなそうに言うことには。バス停を一個飛ばしちゃったので戻ります!とのこと。わはは、しょーがないなー。特にバスの中は動揺も無く、戻った宜野座のバス停では乗降客はゼロでありまして、回復運転に努めたためか、那覇空港に辿り着いたの時点ではほとんど時刻表通りだったのでした。素晴らしい。
空港で一旦荷物を預けて、窓口で聞いてみればクラスJの座席に空きがあるとのことで、追加で1000円支払って座席変更、これは嬉しい。モノレールの1日乗車券を購入し、まずはDFSへ。
沖縄 買い物 | 沖縄 | T ギャラリア 沖縄 by DFS
なんで国内旅行なのに免税で買い物ができるのか…いや、沖縄振興特別特措法に基づくことは知ってはいますが、それにしても不思議じゃわい…。そして日曜日にも関わらずずいぶん空いていて、大丈夫でしょうか。買物などして、またモノレールに乗って首里へ。ちょっと雲行きが怪しくなってきた。少し遅めの昼を、首里城に近い店『あしびうなあ』で
琉球茶房あしびうなぁ - 儀保/沖縄料理 [食べログ]
ここも並ぶこともあるらしいので身構えていたんだけれど、昼すぎの時間とは言え、空いており。連休明けだからなのか、あるいは梅雨入りしてしまったからなのか。沖縄は梅雨による観光客減少がわりあい深刻なようで、まあ確かに、晴れているのと曇っているのとでは満足度が全然違うよね…とは思うけれど、梅雨時でも結構晴れたりはするのでありまして。ま、今回はさすがに、運が良すぎたかなあ、ずっと天気良かったものなあ、と思うわけですが。ともかく、この店も雰囲気も良く、味も良い、良い店でありました



あとは定番に従いまして、首里城



お墓である玉うどん…じゃなくて玉陵を見物。玉陵の脇にも拝所があり、ここでもユタを連れて来て拝んでいる人が。沖縄はこの時期が清明祭なので、あちこちの御嶽で祈る人の姿が目にとまるわけであるけれども
琉球神道 - Wikipedia
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この玉陵で、ということは、祖先は王家にあたるひとなんでしょうか。このユタは、信じる者あり、信じぬ者ありで。
玉陵から国際通りに行くために乗ったタクシー…沖縄はタクシー料金が安いので、気軽に乗ってしまうのだ…の運転手さんはユタは信じませんと言いつつ、あれは精神分析みたいなもんで、ユタは感受性が豊かですからね、ちゃんとうまく言い当てるそうですよ。ユタを雇う人は、言って欲しいことは決まっているものです。自分では気がついてはいなくてもね。言ってほしいことを言ってくれるユタに当たるまで、ユタを変えたりするんです。ユタがちゃんと効果があるのは、子供の心の病とかね。原因がどの祖先にあってどうすれば治って…と教えてくれて、それでちゃんと供養して治るんですね。病気の原因が本人にあるって言っても何の解決にもなりませんからね、ちゃんと理由をつけてくれるんですよ…。などと。この運転手さん、とても魅力的な語り口で、このような話を整然としてくれたのだった。
沖縄の人には、ドキッとするような、語り口の魅力を持っている人が多い。
国際通りは何しろあなたもご存じのとおり、奇跡の1マイル、何もかもごちゃまぜになった場所であり。いかにもな観光客向けに辟易したりしつつも、ちょっと裏に入るとまたそれはそれで魅力があったりする場所で。傷痍軍人を横目に牧志公設市場を徘徊し。ま、ここはたぶんに観光客向けの場所であるけれど、さらに奥に進んでいくとどんどん、観光客向けの顔をから、地元の人向けの顔になってくる。そして物価はどんどん安くなってくる

新天地市場のジーマミー豆腐が美味しい店でしばし休憩、さらに奥に行くと、農連市場という、地元の人でも滅多にいかんような面白い場所もあるらしく、今度来るときは行ってみたいですね。早朝に一番活発な場所であるらしい
http://japandeep.info/2011/06/19/120000.html
小雨が降りだす中、国際通り周辺でお土産を物色し、パレットくもじに辿り着くころには本降りになっていた。シアトル系のコーヒーショップでお茶をしてからモノレールで那覇空港へ。物凄い数の空港内のお土産屋に圧倒されつつぐるぐると巡回し、やっぱり空港だと高いねえ、などと確認し、刻々と飛行機の時間は迫り


さよなら沖縄、また来る日まで

天気その他、いろんなものに恵まれた、とても楽しい旅だったなあ…。羽田からバスとタクシーを乗り継いで帰宅したのだった

在華坊(@zaikabou)/2012年05月13日 - Twilog