日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

東海汽船で、東京から横浜へ

だいぶ前に、東海汽船の大島方面行の船に乗って、東京から横浜に帰宅したことがあった
東京から横浜に帰宅する。フェリーで - 日毎に敵と懶惰に戦う
あれは良かったなあ、またやりたいなあ、と思っていたんだけれど、竹芝桟橋から出た船が横浜に寄港してくれるのは時期も曜日も限られており、なかなかチャンスが得られなかった。で、ずいぶん日をおいての再乗船となりました

夏の繁盛期は東海汽船さんも左団扇の殿様商売、東京だけでお客さん満員になるのでわざわざ横浜に寄る必要も無いのだけれど、秋口になるとサービスが良くなって、横浜にも寄って人を乗せよう、ということになるわけですね。
で、東京〜横浜だけでも運賃が設定されているので、私はそれを利用させてもらおう、というわけ
伊豆諸島へ行く船旅・ツアー/東海汽船株式会社

運賃は1610円、ネットで予約すればさらに15%OFF。10月になると、金曜と土曜の夜、22時に竹芝を出て、23時20分に横浜によるダイヤ。ちなみに、土曜日と日曜日は反対側のルートもあって、横浜を夕方出て東京に日の暮れることに着く時刻なので、こちらは観光として利用しやすく、東海汽船さんも利用促進する気があるらしい。紹介記事もいくつか
@nifty:デイリーポータルZ:フェリーで横浜から東京まで
横浜から東京まで行けるフェリーってどんな感じ?[はまれぽ.com]
東京発のルートは、横浜に23時20分についても、大桟橋からご近所の人以外はどうしようもないですもんね。使える人が限られているサービスだと思いますです。さて、本日乗る船は、最近就航したばかりの橘丸…

ではなく、さるびあ丸のほう

東海汽船の大型船の航路は大島方面行と八丈島方面行があり、横浜に寄港するのは大島航路のほう。以前は古いかめりあ丸が大島方面を担当し、新しいさるびあ丸のほうが八丈島航路だったんだけど、かめりあ丸が引退して橘丸が就航して八丈島航路に投入された。大島方面はさるびあ丸になったんですね。3年前に八丈島に遊びに行ったときはさるびあ丸に乗ったはず
流されて、八丈島 - 日毎に敵と懶惰に戦う
この夜のターミナルはわりと落ち着いた雰囲気

目の前にある大きなファミリーマートでビールなどを買い出しして、さて、列に並んで…

乗船。ほかの皆さんは船室で荷物を片付けたりしている間に、こちらはデッキの良いお席に陣取ります

ビール飲んで寛いで、しばらくすると、船室から出てきた人達がデッキに。そして汽笛を鳴らして出航

東京の街が、みるみる、離れていく…


レインボーブリッジをくぐり


はやくも、右手には大井ふ頭が見えてくる

このあたりから見ると、東京湾ゲートブリッジ、本当に、東京湾の関所みたいに明るく輝いているんですね。まんなか左あたりに見える橋がそれ。

途中、中央防波堤の丘の向こうに見えるゲートブリッジの輝きは、まるで、永遠という名の城、世界の果てのようであったですよ…。


出航して40分ほども経つと、出港時のざわめきも落ち着き、船室に戻るか、静かに酒盛りを続けるか…という感じになってくる。少し船内を散策してみよう。上甲板にもでることができるですね、この船は。かめりあ丸では出れなかったはず


船内をぶらぶら


自転車がたくさん。大島あたりで乗るのかな

食堂もあって、まあそれなりのお値段だったけれど

やっぱり、船のなかといえば、この自動販売機だよなー

アルコール類もかなり安く売っていて良心的だったけれど、運転免許証が無いと買えないようになっていた

またデッキへ


夜の船の、こういう雰囲気が好き。明るい通路と暗闇の海、船の明かりに照らされるさざなみ…ああ、船の旅はいいなあ…東京湾の中でも、しずかな夜の船旅の気分を味わうことができる。扇島の高炉も見える

しかして、短い旅もそろそろおわり。ベイブリッジが見えてきて

橋をくぐれば

もう横浜が見えてくる


大桟橋に接岸する船


ここから乗ってくる人、それなりにいるみたいですね


結局、今回も、ここ横浜で降りるのはわたしだけ

係りの人に誘導されて…


大桟橋の通路を上がれば



そして大桟橋の上に出れば、ひとを載せた船は、あっというまに港を離れていくのだった



夜の1時間30分の船旅。楽しいなあ。またそのうち、乗ることにしようと思うのだった。ちなみに、最近乗った船だと、これも良かったのでおススメしておきます
羽田空港から横浜へ、定期航路が出来たので乗ってみた - 日毎に敵と懶惰に戦う