散るろぐのおじさんが、この記事をどの程度マジで書いているのかはよくわからないけれど、過去の記事から類推するに、炎上狙いで心にも無いことを書いているわけではなく、炎上するかもという予測は出来たとしても、内容的にはかなり素で書いていると思われる。
例えばFacebookの限定公開でこの記事を書いていれば、読むのは同程度のお仲間だけだったろうから、微共感を得ていいね!もいくつかもらって終わったかもしれないが、ここは全世界に公開されるインターネッツである。そしてはてなブログである。
散るろぐのおじさんは今更炎上しても、ブログを消してどこかにいくような繊細さを持ち合わせているようには見えないので、散るろぐのおじさんはどうでも良いのだが(内容についてはどうもよくなくて気持ち悪いので少なくとも以降この話題に言及するなと思っているが)
現象面に限って言えば、最近のはてなブックマーク互助会的な界隈への危惧が、やや具現化されているのではないかと思うところなのであり。
過去十数年のインターネッツ、個人サイト界隈が積み上げてきた叡智…というほどのことでなくても、ある程度の経験なり慎重さなりをまったく共有して牽制しあうことなく、批判精神抜きにみなさんで賛同ブクマだけつけあっていて、ナイーブなまま自意識が肥大化された状態で、いきなり今回のような大地雷を踏んで押し寄せる荒波に耐え切れずに憤死するようなことが起きたとしたら、こちらとしても望むところではないのである。
もちろん気に入らぬブックマーカーを非表示にする、ブクマ欄そのものを非表示にするのは当事者の自由であるけれども、危うい内容でも批判を受け取ることなくいいわいいわで書き続けて、アヒルボートで静かな湖に漕ぎ出しているような気持ちのまま外海の荒波で一巻の終わり、というのを別にわたしが見たがっているわけではないのである。
特にはてな界隈において、著作権問題、人権問題、南京事件、その他、いろいろな話題で『素朴な感想』を書いて大炎上が起きて、ブログを閉じて去る、という姿を、わたしが見たがっているわけではないのである。
かつてのはてな界隈であれば、公園のブランコでちょっとすりむいたり、人によっては軽く骨折したりして学んでいった過程があったような気がするのだが、現状だと、そういう経験をすっとばしていきなり死亡事故に至るのではないか、という危惧を抱いている。
そういう危うい兆候がところどころに見え隠れしている。どうかみなさん、免疫無しのはじめての事故が致命傷になるようなことがないようにしていただきたいと思っています。