土曜日、横浜そごうのロフトでリラックマ氏に会う
東京ドームシティに行き、ラクーアのお風呂に入り、観覧車に乗るなど
夜は渋谷へ。二ヶ月に一度のお楽しみ、エリックサウス マサラダイナーの季節のモダンインディアンコース。
一品目は野性鹿のリエットとビターオレンジマーマレード。ガツンと力強い鹿とスパイス、そして心地良い酸味と甘みのマーマレードが、自家製のパンと相性バツグン、渾然一体となって食欲が高まりまくる…
二品目は自家製スモークサラダとジャガイモのカードサラダ。IKEAを意識したって聞いてなるほど、ヨーグルトの爽やかなソース、グリーンチリなどにディルが加わることで北欧ぽくなるけど、やはりスパイシーなインドであることは間違いない。サーモン自体すごく美味い。
ロティにりんごバターがまた…
三品目はレンズ豆とセロリのスープ カロンジ風味。セロリが際立つけど、くったくたに煮込まれたたくさんの野菜が、素朴だけど複雑な味わいで、スパイスもしっかりしていて、こんなスープとパンで朝飯食べたら幸せだなぁ、と。
例のペルシアンライムのサワーもいただきますよ…
四品目、ブラックアンガス牛タンと牛ほほ肉のマサラシチュー。ソースを舐めて笑顔、肉を食べて笑顔、薬味でまた変わる旨味に笑顔、付け合わせの根付きセロリに笑顔、そしてカーニヴォジンファンデルとの奇跡的な相性にまた笑顔。笑顔しかない。メニュー表どおりの、旨味の拡散と凝縮!
五品目はレモンリーフ香るマトンプラオ。うますぎる。これまたスパイスバリバリ、レモンリーフがタイ料理的な旨味も運んで来ていて、ヨーグルトソースと肉と合わせる前で表情の違う鮮烈なグレイビーソースとも合って、ますます味わいが複雑になって
勧められるままにお代わりもしてしまった…
六品目、デザートは紅玉りんごのココナツファーブルトン。もっちり焼き菓子、香ばしい焼きりんご、アイスクリーム、ディルまで乗ってしまって、美味いに決まってる。
何時ものスパイシーなチャイで締め。冬のモダンインディアンコース、お腹いっぱいで幸せな時間だった…
いつも新しい味との出会いの驚きと喜びがあり、スパイスの複雑な旨味にまみれまくり、間違いなく滅茶苦茶美味く、お腹いっぱいになり、そして二ヶ月に一度の頻度でこの幸せが巡りきて、そしてこれが5000円なのだ。行くべしです
もちろん、この幸せがずっと続いて欲しいし、イナダシュンスケさんの仕事をワクワクしながら楽しんでるわけだけれど、こういうものはとても危ういバランスとタイミングの上に奇跡的に成り立っている時間である可能性も、また大なのだ。だから、気になったら気になったときに、すぐに行かねばならない