パナソニック汐留美術館『マイセン動物園』と『YOKOHAMA STAR⭐︎NIGHT RUN 2019』
日曜日、午前中は家で家事をいろいろ済ませる。今日も作業しながら重慶のラジオを聞いてたわけですが、今日はジブリ音楽特集らしく。しかし、メロディに聞き覚えはあるが、聞いたことない歌だな?と思ったら、魔女の宅急便のBGMに歌を付けた、井上あずみ『めぐる季節』だそうで。荒井由実は権利関係が面倒で避けたのだろうか。
『君をのせて』もちゃんと歌付きで流れたりして、このまま聞いていれば安田成美も聞けるのだろうか、などと思いつつ、途中で外出。重慶音楽広播は楽しい。
新橋に出て、ベトナム料理で昼ごはん。雨の汐留を走りぬけて、パナソニック汐留美術館へ行く
マイセン動物園展 | パナソニック汐留美術館 | Panasonic
パナソニック汐留美術館『マイセン動物園』を見る。マイセンは主に食器が有名だろうけれど、今回は動物に焦点を当てた展覧会。
この動物たち、釉薬に絵の具を染み込ませる「釉中彩」という手法による柔らかい色合いが、毛並みを表現するのにぴったりで、猫やら犬やフェネックやら、動物たちが造形も色合いも素晴らしい。
会場内、かなり撮影可能な作品が多いのだけれど、特定のコレクションから出展されている動物の彫像が撮影不可なため、たくさんのかわいい犬たちや動物を撮ることができない。これはぜひ会場で見て欲しいものだ。
このような動物以外にも、いろんなものが出展されているのだけれど…
皮を剥がれた鹿があったり、ライオンの頭から口に蛇が貫通していたり
これは、お抱えの仕立屋を揶揄するために作られた、超細密な山羊に乗った磁器彫刻。なぜそんなものをわざわざ作るのか。そして魚
趣味の悪そうなものにも大金を惜しまない、欧州の貴族最高だな!と思いますですね。
食器もある。あるんだけれど…。見てください、このティーカップやティーポット
スノーボールと呼ばれる、小さな磁器の花が無数についているシリーズ。見れば見るほど、すごいんだけど、だけど、うわぁ、すごぃ…使いにくそう…絶対洗えない…みたいなコメントしか出てこなくてですね…。
で、これはもしかして、会場の最後に、こんなマイセンでもパナソニックの食洗器を使えば綺麗に傷付けずに洗えます!みたいなデモンストレーションがあるんじゃないかな?と思うじゃないですか。なかったけど。
さらにはこのスノーボールの置物とか
シャンデリアとか、鏡の周囲の花とか
なんで磁器でこんなもの作ろうと思ったのか、そもそも、どこを掴んでどうやって持ち上げたらいいのかわからないものばかりで…。本当にすごいんだけど、運んだ人も展示した人もかわいそう、全体的にあたまがおかしい、と思ってしまうマイセン動物園なのですよ。
マイセンが欧州ではじめて硬質磁器製造に成功するのが1710年なんですが、その直前に成功していたのが、茶色いベトガー炻器。景徳鎮や有田を欧州でも作りたい!と磁器生産がはじまったわけですが、炻器は、宜興紫砂の写しなどにも使われたそうで
このねー、カワウソがめっさかわいかったのです。そして、謎の眼光がひかるマスクが怪しい
マイセン動物園、大変楽しいので、見るとよいと思います。美術館を出て、横浜に戻り、桜木町のロッカーに荷物を預けて、小雨の中、赤レンガ倉庫へ
横浜DeNAベイスターズが主催するはじめてのランイベント、という『YOKOHAMA STAR⭐︎NIGHT RUN 2019』に参加したんですが…どうにも人が少ない。申し込みもいまいちだったのか、小雨だからみんな来なかったのか
スターナイトユニフォームを貰ってスタート位置につくころには、雨だけでなく風もえらく強くなって、走るにはなかなか厳しいコンディションになってきており。体を温めましょう!と、例の音楽に合わせてヤスアキジャンプで準備運動してからスタート
コース自体は、カップヌードルミュージアムのあたりまで行って戻るだけ、2kmと距離も短いのだけれど
なにしろ風雨が厳しくて、これは試練。よくわからないままに完走して、風邪ひいてしまう…と真っ直ぐ帰宅したのでした。遠方の人は大変だな。
帰宅して晩飯食べて、その後はお茶。鳳凰単叢杏花香に、鳩サブレーのお皿は1932年の大倉陶園のもの
今日はさらに鳳凰単叢で…
鳳凰単叢宋種が、それはそれは、あぁ…うまぃ…とため息が漏れてしまうような、結構なお茶なのでした