日毎に敵と懶惰に戦う

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ストリップ劇場『黄金劇場』をリノベしたスペース『旧劇場』

かつて横浜は黄金町(住所で言えば、末吉町なんだけどね)に、黄金劇場というストリップ劇場がありました。しかしながら、諸事情があり、黄金劇場は閉鎖された
休業となった老舗ストリップ「黄金劇場」、その後の進展は?[はまれぽ.com]
ついに完全閉店となった黄金劇場、その経緯とは?[はまれぽ.com]
その後、井土ヶ谷で「宿るや商店」を運営する「横浜ウミガワ不動産」が
井土ヶ谷『宿るや商店』オープン、御茶ノ水へ - 日毎に敵と懶惰に戦う
ここを管理することになり、リノベーションなって、『旧劇場』として再出発することとなった

というわけで、そのオープニングパーティに行ってきた。

1階は劇場、2階は楽屋だった空間。1階はすっかり取り払われて、大工・木工職人の工房とアーティストのスタジオとして利用されるようになっている。だけれど、楽屋からステージに通じる階段とか、ところどころにストリップ劇場だった当時の面影が

2階に上がると

設計事務所が2軒と、アーティストと、そしてヨコハマ経済新聞の編集もしているライターの事務所が。ここ、ハンマーヘッドスタジオが3月に終了するのに伴い、移転してきた人が入居しているのですね。2階は特に、楽屋だったころの姿がいろんなところに残っており、面白い


掲示されていたリノベーションのコンセプト


特に、改装前、改装後の比較図が面白かったなあ


この壁の色も、楽屋として使われていた当時のものだそうで。なんでこんなにサイケなんだろう

お掃除していたら、花札と小銭がたくさん出てきたとか。すっごいなあ、ストリップ小屋の楽屋でコイコイやってるとか、もうほとんど映画の世界か、『俺の空』みたいな世界じゃないですか。ほんとうに楽屋で花札やってるんだ!

楽屋から屋上にあがる階段。かつては、踊り子さんが屋上で洗濯物を干していたんだろう。今は、屋上もラウンジとして使われている

中二階は照明室になっていて

ここから、鏡張りのステージを真正面に望むことができる。ステージなどは取り払われたけれど、鏡は劇場の当時のまま

このロフトのような空間はあまり手をいれておらず、劇場に残っていたいろんな小物なども保存されていた。写真家の方が利用している


私立探偵濱マイクでもこの黄金劇場は登場している。ここから照明を照らしている濱マイクの様子とか、写真をいろいろ見せて貰った。リノベーションの様子の写真も見せてもらって、面白かったなあ

あっちこっちにかつての面影を残しながら、自由で使いやすい空間に仕上がっていて、とてもええ感じだったのだ


今後、イベントなどもやっていくようなので、nitehi worksなどと合わせて、
土曜日あちこち日記 - 日毎に敵と懶惰に戦う
川の向こうの黄金町に限らず、こちらの若葉町や末吉町もいろいろ盛り上がると楽しいと思いましたです
黄金町に新クリエーター拠点「旧劇場」-元ストリップ劇場を改装 - ヨコハマ経済新聞
旧劇場 | CREATOR'S STUDIO