月曜日、祝日。11時前に出掛けて、川崎から京急、そしてモノレールを乗り継いで流通センター。文学フリマにくると、なんだかんだいろいろ買ってしまうよね…
一応、小島アジコさんの本が目当てだったんですが
それ以外にも、『タモリと戦後ニッポン』の近藤正高さんによる本の外伝とか
デザイナーん永井弘人さんの雑文集…あの、妻有の定番土産『高貴な豚さん』のパッケージはこの人だったのだな!
それから、フミコフミオさんはご本尊をちらっと拝んだのですが、すぐにどこかに行ってしまわれました…サイン欲しかった。そして、スーヴェニールのなかの都市、という本が、超素敵だったのです
https://www.facebook.com/citta.nel.souvenir/
それから…あとから知ったのだけれど、銭湯の素敵写真集もあったらしい…ぐぬぬ。これはコミケかどこかで手に入れよう
【第21回文学フリマ東京 参加】11/23(月)に東京流通センターで開催される文学フリマに参加します!屋上遊園地の写真集ほか、新刊の『公園遊具3』『銭湯』などを販売します。!!場所は「オ31」です! よろしくお願いいたします!!
— フジオパンダ/屋上写真家 (@FujioPanda) 2015, 11月 23
流通センターからモノレールに乗ると、素敵な解体中の建物が見えて、これは流通センターのビルが建て替え工事中であるらしい
なぜかそのまま羽田空港の第2ターミナルに向かい、『アカシア』でひるごはん。横浜駅行きではなく、みなとみらい行きのバスに乗り、山下公園で下車、神奈川県民ホールギャラリーで開催中の鴻池朋子展、根源的暴力へ
ちょうどトークが開催中で、鴻池さん、話し出したら止まらない人であるな、と。そして作品は
とにかく圧倒的力強さで迫ってくる、もので、そして自然と生理的不快感と心地よさと民話世界が混然一体となってジェットストリームアタック、という感じで、もう圧倒されてしまいまして…。
正直、消化しきれていない感が強い。こころにいくつもグサリグサリと楔を打ち込まれるような展覧会であった。とにかく、ちゃんと見に来られて良かった。
ほかの方の感想なども…
図録もとてもよい出来でしたね
鴻池朋子展「根源的暴力」。今日のトークイベントには間に合わなかったけれど、展示見終わって出たところでサイン会していて便乗できちゃったので鴻池さんにサインいただいちゃった!\(^-^)/ #2015art_k243 pic.twitter.com/OX7LRPhuZU
— やまだあちゅこ (@k243) 2015, 11月 23
その足で、さらにBankART Studio NYKへ。『日産アートアワード』も見る
これがまた、7人が7人とも非常にレベルの高い、完成度の高い展覧会に仕上がっていて、無料でいいのこれ、な展覧会なんであった。
後日グランプリをとる毛利悠子さんの作品
アバウトなピタゴラスイッチのようなこれを見ただけでは、以前に横浜トリエンナーレやアサヒアートスクエアで見た作品を思い出しつつ
ほへー、面白いねー、くらいだったのだけれど、奥に置かれた写真
あ、そうか、この作品は、駅で漏水を逃がすために作られた不思議な限界芸術、あれを展開したものだったのか!とわかると、ぱあっと面白くなり、なるほどグランプリも納得でありました。
その他、久門剛史さんの作品から感じる空気感、時間の流れ…
石田尚志さんの新作は相変わらず良いし、ミヤギフトシさんの沖縄が迫って来て、米田知子さんの写真にグッとなり、岩崎貴宏さんは超絶だし(池袋のデパートでディスプレイもやるそうですね)
池袋西武エルメスのウィンドウ、岩崎貴宏さん。世界観にうっとり… pic.twitter.com/sBLtnmkPHc
— ayako (@toromilko) 2015, 11月 27
秋山さやかさんは横浜を歩いた軌跡で、とにかくもう、ぜんぶ見ごたえのある作品たちなのでした。
会場を出て、野毛まで。流浪ぴー、酒富、喫茶みなととはしご酒