夕べは晩飯食って早々に寝てしまい、三宅島のホテルで5時半ごろ起床、屋上に上がって朝日を見て
ちょっと近所を散歩。山側に行くと鬱蒼と森が茂っているけれど、ところどころ、噴火の傷跡が見られる。立ち入り禁止場所もそれなりに多い
街には花が咲き、南国風
観光案内と噴火への備えが一体になっている
さらに海側、港のほうに降りてみると
三宅島は溶岩流や泥流の被害に遭ったあと整備しました、的なところが多い。コンクリート工場をいくつか見たけど、需要が多いのだろうな。昨日、夕陽を見た海岸には、磯釣りの人が多く出ていた
朝飯も美味しくいただいて、8時ごろ出発。ここのお宿、朝、観光協会まで送ってくれるんだけれど、その途中で山の中腹の展望台に連れて行ってくれるらしい。至れり尽くせり
もう一軒やっている『民宿みなと』は少し前からやっていて、楽天トラベルでも評判良いのだけれど、こちらのプチホテルあいらんどは経営を引き継いだ?からあまり経たず、まだ点数やレビューがあまり無いので、三宅島のビールをサービスしてるらしい。良い宿だって書いといてねと言われたので、実際、良い宿だと思います。
宿の近所をぶらり。三宅島の島役所跡。茅葺の立派な建物、脇には立派なビャクシンの木
御笏神社へと続いており、ここの神官の壬生氏が寛永年間以降、島方取締役、地役人をしていたそうな
しかし、中を覗くと普通にテレビ見て生活している…
また島内一周道路を時計回りに走り出し
昨日見た椎取神社も通り抜けて、しばらく走ると高台に出る
この山は1940年の噴火でできた、ひょうたん山。そして後ろを振り向くと、1962年の噴火でできた、三七山
その後、1983年と2000年にも噴火して、避難や被害を繰り返しているのだから、ほんとに三宅島は火山の島なんですね。それでも住み続けていて凄い
もう少し走ると、昨日、船が着いた三池港が見えてきて、ようやく一周
さらに進むと三宅島空港。ちょうど、調布からの新中央航空の第一便が到着したところだった
空港に入って料金表を見ていると、調布へ17,200円か、なかなかしますね
国境離島航空路割引運賃て、安全保障の観点から、系の割引なのかな。外に出てしばらくすると、皆さん歩いて搭乗し
飛び立っていった
さて、わたしも移動しましょう。島の東側は、西側のようなダイナミックな風景は少ないが、なんだがのんびりしていて良い
船は13時35分なのだが、東側の三池港が、西側の鯖ヶ浜港か、わかるのは11時。今朝は鯖ヶ浜港に着いたのでおそらくそちらになる…とは宿の人が行っていたけれど、距離が10km以上あるのでなかなか遠い。そういうわけで、11時の発表時点では中間地点にいることにした。
昨日きた、大路池のほとりにある『アカコッコ館』
昨日は朝早すぎて営業時間前だったのでな。前までやってくると、ちょうどアカコッコが来ているとのことで、みんなで観察中だった
アカコッコは三宅島などごく一部に生息する固有種。スズメとカラスの間くらいの大きさの鳥で、三宅島を象徴する鳥になっている。このアカコッコ館、展示スペースも思いのほか充実してるし、2000年の噴火の記録映像も見られたし、観察スペースで双眼鏡も貸してくれるし、レンジャーの人が詳しく解説したり、鳥の見方を実際に教えてくれたりするし
実際に、三宅島などごく狭い地域にしかいない固有種、アカコッコも見ることができた。
写真がわかりにくくてすみません、真ん中下あたりにいるのだ。時間も11時になり、鯖ヶ浜のほうに東京竹芝行きの船が着くことがわかって、そちらに移動開始。港だ
昨日と同じ温泉で汗を流して着替えて、ターミナルで自転車を仕舞
こんなにたくさん、自転車で走っている人がいたのだな、と思う。ぜんぜん会わなかったけど
船が来るのはいいのだけれど、条件付きでスト?大丈夫かな
そうそう、このターミナルにもカンバンがあったけど、三宅島もご当地アニメあるんですね…
どこか昼ご飯を食べる店は無いか…と近所を少しぶらっとしたが、見当たらず。目の前の魚を売っている店でとびうおメンチをいただきます
で、ターミナルに戻って来て、2階にサバサンドを売る店があると気が付き、行ってみるも
あらら、出遅れであった…残念。とびうおメンチで生ビール。しばらくすると、八丈島を出て御蔵島を経由した橘丸が到着し
無事に接岸
それぞれに釣り道具や自転車やお土産や、荷物を抱えて乗船
さようなら三宅島
出航して直後、会場から煙が出ているのが見えたけれど、あれはなんだったんだろうか
食堂の影響開始とともにカレーをいただきまして
しばらくすると、進行方向右手に、神津島、式根島、新島、そして利島がすぐに見えてくる
船内は荷物がいっぱい
新島が大きくなり、三宅島は小さくなり
2時間半ほどで大島に到着。この船は大島にも寄るのですよ
到着するころ、16時発のジェットフォイルが東京に向かっていった
人がかなり乗り降りし、荷物も積んで
また東京に向けて出発
この船が出て20分後に出るジェットフォイルは、東京にはこの船の2時間前に着くようだ。早いね。そろそろ船内もけだるい雰囲気
東京湾が近づき、久里浜が見える。あそこで下してくれたら帰りが楽なのにな
もう日も暮れて
なんだか肌寒いので船室に戻って寝ている間に、竹芝に到着
浜松町から電車で帰宅したのでした。三宅島、こんな、火山が作りだしたダイナミックな景観が楽しめる島とは思わなかった。良い旅でありました