７時起床、出社。昨日は日曜日、明日は祝日ということで、谷間のような日。結構休んでいる人がいる。朝のスピーチの当番だったので、地震と新幹線の脱線の話題に絡めて、1972年の北陸トンネルの列車火災について触れておく。急行「きたぐに」が北陸トンネル走行中に火を出し、当時のマニュアルに従ってその場で停止したために消火活動ができなくなり、多数の死者を出した事故。その後はトンネル内で火災が起きたら、とにかく出口まで突っ走る、というようにマニュアルが変更になった。
死亡事故が起きても起きなくてもシステムの見直しは常に行われているのだが、死亡事故が起きたことで初めて見直されるシステムもあるわけで、外から見ると後者ばかりが目立つので「誰かが死なないと何も改善されない」ように見える。もちろん、犠牲を出さずにすべてが改善されるのが最上に決まっている。しかし、マスコミ等が安易に上記のような考え方を垂れ流すのは、色々とどうかと思う。
帰宅して夕飯。地震以前に長岡に出張したときに買った「豆腐の味噌漬け」食べる。思いのほか淡白な味だが、大豆の旨みが凝縮されていて美味。新潟に行くと買ってくるものでは、「いごねり」が美味しい。海草のエゴグサを使った寒天のような食べ物。酢味噌を漬けて食べるのだが、海草の香りが口の中に広がる。九州にも似た食べ物があるのだが、味は雲泥の差で新潟のものが美味しいと思う。
