日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

肉だ!

新宿の駅前で待ち合わせて、紀伊国屋で沖縄旅行用のガイドブックを購入した後、てろてろと歩いて「幸永」へ。唐沢俊一の日記でもお馴染みの店。本店は満員だったが、ちょっと離れた2号店なら空いているからと案内される。こっちのほうが綺麗で広々していて居心地は良いが、似非山小屋風なので先鋭的なフリークの向きは狭くてモクモクしている本店のほうがよろしいか。どっちも炭火には変わりなし。
とりあえずビール、あとはユッケに極ホルモン、ゲタカルビ、和牛カルビ、上ハラミ、上レバ焼、ねぎタン塩、飲み物はマッコリも加えて、〆に冷麺。まあ控えめに食べる。ここのお肉は「感動的に美味い!」ってんではないけれども、どれも旨みがあって柔らかくて値段もそれほど高くなくて、「ああ、肉を食っているなあ」という幸せな気分になれる。あと、極ホルモンは、ホルモンが嫌いという人でも美味しく食べられるようだし実際美味い。それから、こう言っては失礼だが、店員さんにお隣の国の人が多いわりに、焼肉屋にしては接客が丁寧だと思う。
例の芸能人御用達の焼肉屋は、1度行って確かに美味いのだが、タレの味が濃厚過ぎるし妙に店の作りが上品(もしくは一回りして物凄く下品)なのでどうにも馴染めず、とにかく肉を食っているという喜びに欠けて、まあ要するに高いのが主要な理由ではあるが、その後行っていない。
今度は男ばっかりで来てホルモンだのレバーだのその他内臓にまみれようと思いつつ、お店を後に新大久保方面に歩くと、コリアンタウンはしばらく来ないうちにさらに凄いことになっており、実に楽しげな異空間。韓流グッズの出店を横目に呆然としつつ通り過ぎ、新大久保駅から山手線で五反田、それから高輪プリンスホテルのさくらタワー泊。部屋・風呂とも大変広く、窓の眼下が庭園で落ち着いていて中々結構。