酒と牛乳については、何か混ぜものをするのは神への冒涜である。であるから、バナナミルクにしようかしらん、などと助平なことを考えては行けない。まあ、後から混ぜるのはよしとしよう、その場の味だから。しかし、低脂肪乳とか加工乳とかなんだあれは。あれこそ神への冒涜、偶像崇拝だ！太りたくない？体質の問題で飲めない？だったら牛乳なんか飲まなければいいだろう！他に栄養を取る手段はいくらでもあるんだから！*1
というわけで、低温殺菌牛乳である。低温殺菌！そのまま飲むしかない。あと、冷やし過ぎは駄目。冷蔵庫から出して、コップに入れて10分待つ。ほどよく温度が上がって、牛乳の味がそのまま楽しめるようになる。一口含む。濃い！味が濃い！ごくごく飲んでは駄目。食べるように飲む。唾液と混ざることで消化吸収を助け…とかそんな助平なことを考えては行けない！栄養だの健康だの軟弱な事は二の次三の次、とにかく食い物は味だ。味原理主義だ。ああ、健康だのなんだの不純だ不純だ。ねっとりと香りのする牛乳、美味い。ああぁ、旨い。
牛乳への思い入れは人一倍強い。地方に行けばかならず現地の牛乳を飲む。忘れもしないのは大学一年生の夏休み、北海道を旅行した時だ。稚内から少し南下した豊富町というところで、牛乳が100円で飲み放題、という話を聞いてはいてもたってもいられない。
豊富町ホームページ-大規模草地牧場
駅でレンタサイクルを借り、一面の牧場の中を汗だくになってたどり着いた、牧場のレストハウス。ジンギスカンを食べながら貪り飲んだ牛乳の旨かったこと。1リットルくらいはいるデキャンタで供されるのだが、お代わりを2回してしまった。あれは旨かったなあ。その日の夜、稚内駅から夜行に乗らなければいけないのに、腹を下してトイレに篭り切っていたのも忘れられないが…。
まあ、それはともかく。木次の低温殺菌牛乳、おいしゅうございました。
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*1:いや、まあ、普通の牛乳だって保存できるようにいろんな処理をしていることは知っていますけどね…
