日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

東京アンテナショップ巡り+展覧会2題

9時に起きる。体がだるい。昨日まで、移動時間が多いばかりで特別、沢山仕事したつもりは無いのだが、やっぱり疲れるものだ。10時半頃に家を出て、電車乗り継いで千駄ヶ谷。今日も東京体育館で泳ぐ。体重がほどほどに減ったので喜ぶが、目標にはまだ、あと3キロ多いのう。
着替えて出て、今日は国立競技場駅から大江戸線に乗り、汐留駅へ。今日から始まった
建築家清家清展
を見に、松下電工の汐留ミュージアムへ行く。下の階のショールームを通り抜けたら割引券が置いてあってので、100円得した。
家からなるべく固定的な間仕切りをなくし、広い空間をそのまま使ったり、あるいは可動式の境界で区切り、その時々で家族構成に会わせて間仕切りを変化させていく、という考え方は、昨今、ようやくマスに近い集合住宅でも取り入れられてきているが、その走りのような「私の家」が実物大模型でおいてあった。
ところが、この家は土足で上がれるようにしたのに、泥靴で上がる知人の前にあえなく理想が崩壊したり、シャワーを使うと水浸しになるので使えなかったり。収納スペースがほとんど無いので、家の上にコンテナを重ねて倉庫代わりにしたり。そのため、同じ敷地に立てた「続・私の家」においては、玄関をきちんと作ったり、1階部分は間仕切りのある普通の家に近かったり、となる。それでも2階は子供の成長に合わせて低い間仕切りが稼動するようになっている。
それなのに、息子のために同じ敷地内に建てた「倅の家」においては、前述の家で、清家清なりの理想とする「home」像に従って育てたはずのその息子から「普通の家にしてくれ」といわれる始末。試行錯誤が多い人だったのだろうか。
そのほか、ネスカフェの「違いがわかる男」の宣伝に出ていたり、「家相の科学」という本を出していて、すわ、オカルトや風水的な本か?と読んでみたら、実証主義的な間取り考なのに「吉」だの「凶」だのと呼んでいたり。コマーシャリズム方面でなかなかケレン味のある人のようであった。あと、関係ないけど、写真の奥さん綺麗だった。