日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

まずは香川愛媛、それからまた寄り道

汐留のミュージアムを出て、新橋駅に程近い
香川・愛媛 せとうち旬彩館|せとうちの旬を、東京で。
というところに行く。実は今、
「ふるさとアンテナショップめぐり」キャンペーン
というイベントをやっていて、500円以上買い物をすると、粗品をくれたり、スタンプを押してくれて、3店で集めると、いろいろと当たったりするのである。
ここではまず、2階にある「かおりひめ」という店で昼飯。宇和島産の釜揚げしらすとアジのたたきとじゃこ天の載った丼と、うどんがセットで1000円、という定食を食べてみた。うどんはそれなりだったが、丼にはアジとしらすがたっぷり載っていて、大層美味しい。
それから、1階のショップで、オリーブペーストとしょうゆ豆と六時屋タルトを購入。柚子味のタルトが名物で美味しい、ということは知っているのだが、「六時屋」と「一六」の両方があるために困惑し、結局、持ち上げてみて重いほうを選んだ。強欲なおばあさんみたいである。記念品に小豆島のすももドリンクを貰う。
それから、歩いてリクルートの銀座7丁目ビルへ。
リクルートホールディングス - Recruit Holdings
を見るためである。住宅情報の別冊「都心に住む」は、森ビル的な職住接近の思想が暑苦しく語られていて、あしたのヒルズ族を夢見る人たちが、紙面に登場する先に夢を手に入れたオハイソな横文字職業人たちを羨望の眼差しで見つめながらメラメラと闘志を燃やして、外資の手先になったりして馬車馬のように働くための雑誌である。
拙blogでも前にちょっと書いているので、ご笑覧あれ
うーむ - 日毎に敵と懶惰に戦う
くださいな、まんしょんいっこ! - 日毎に敵と懶惰に戦う
まあ、そういうことで。ただ、都心の新しいマンションの写真が沢山載っていたり、読み物がいろんな意味で面白かったり、マンションについているキャプションが一々、一回りしたオハイソがビンボ臭くて面白かったり、馬鹿高いマンションの値段に悪態をついたり、まあ、いろいろ楽しめる雑誌ではある。その美麗な写真、特に表紙写真を撮影しているホンマタカシの写真と、それ以外の写真家10人による「ヴィンテージ・マンション」の写真の展覧会。
「10人」の中には明らかにやる気の無い人がいたりして、それはそれでなかなか面白いが、ホーマットキャピタルとコープオリンピアは、中をのぞいて見たいと真剣に思った。
あと、バックナンバーが置いてあって、福田和也と森稔の対談があったり、山口晃がしっかり稼いでいる様子を垣間見ることができたり、昨今の森ビル界隈に通じるオモシロさがあって、大変結構であった。
ほどほどに切り上げて、『Busy Beaver』という店の店先でピンとくる鞄があったので、休日の持ち歩き用に購入、そろそろ疲れが目立ち始めた黒い怪しい鞄の代わりに活躍してくれるはず。