さて、本日の泊りは、某プランで大層お安くなっていた全日空ホテルなのであるが、到着してチェックインすると、「手違いでオーバーブッキングになっていたのでこちらに」と言って通されたのがコーナースイートですって。スイートって、甘いって意味とちゃうねんで!分かれてるって意味なんや!んー、広い。身の置き場に困る。というほどは広くないが、とにかく広い。あと、部屋から国会議事堂と首相官邸が良く見えた。
ラウンジで酒飲んだりして暫くうだうだして、しかしラウンジの食い物とか飲み物はこないだ行ったウェスティンのほうが充実していた。ウェスティンはネットで半額券も沢山出回っているのでお好きな方はそちらへ。プールも無料になるし。とかなんとか言いつつ、夕飯を食いにお散歩。アメリカ大使館の宿舎の脇を抜けて赤坂まで出て、ラ・スコリエーラという店へ。
赤坂 南イタリア魚介料理 [la scogliera]
毎回毎回、イタリア料理ばっかりであるが、好きなものはしょうがない。やっぱり食い物は枢軸国。ドイツはソーセージとビールだけでいいけど。高い天井と広い窓、開放的だけど気取り過ぎない雰囲気で、海岸にあったら似合いそうな店だった。前菜の小皿、カラスミのスパゲティ、尾長鯛、それからチーズ、どれも大変おいしゅうございました。鯛はつけあわせの野菜がんまい。八丈島の猟師がオーナーをやっているということで、見事に魚ばかりで嬉しい限り。お会計はちょっと高いけど。「気取らないイタリア料理」とか「本物のトラットリア」とか標榜した店は結構あるんだけれども、値段がそれに見合わない場合が多くて、東京はもう仕方ないのだろうか。
隣にいたカップル、外国人(イタリア人?)と日本人女性なのだが、イタリア人の方がロシアの説明をしていて「グラスノスチという…」女「えー、グラスノスチってはじめて聞いた、ふーん」だの、外国旅行に行こう、という話もしていたが、女性のほうが知っている限りの国の名前を順番にあげるばかりで主体性というものがまるで見受けられず、男の話にも「ふーん」以外の明確な反応が無く、決して男を嫌がって無反応になっているわけでも無いようなのだが、話していても暖簾に腕押しみたいで、あれで会話を楽しめているのだろうか。割り切った交際なのだろうか。男のほうはあれでいいのだろうか。よくわからぬ