日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

今日は秋葉原、D-AKIHABARAへ

日曜日である。とりあえずサンデージャポンなど呑気に見てから、のんべんだらりんと家を出てみる。秋葉原に買い物の用事があったので、日比谷線を秋葉原駅で降りてガード下へ。買い物は無事終了。ドコモショップで携帯の充電をする間、なんとなく、昼飯は珍ラーメンでもやしそば390円也。中国からの旅行客らしい老年夫妻が味噌ラーメンと冷やし中華を食べていた。どういう感想を持ったろうかなあ。
北に向かってぶらぶらと歩き、練成中学校の跡地へ。この中学校は今年の3月に廃校になたのだが、現在、期間限定のミュージアムとして使われており、来年の秋に秋葉原に出来る「デザイン・ミュージアム秋葉原」の先行企画として、展覧会を開催中。現在はジャン・プルーヴェ展だけであるが、順番にいろんな企画がオープンしていき、10月23日で全部おわり、ということになっている。
http://www.d-akihabara.jp/
んで、この公式サイトなんだけどね…「project」というところを開くと、
http://www.d-akihabara.jp/project.html
いかにも広告屋がでっち上げました、という風のポンチ絵が出てきて鼻白むのだが…。まあ、そういうことはあんまり言わず、とりあえず中に入る。入場料1000円なり(ちょっと、というかかなり高い)
中学校の中をまったく改装せずに使っており、教室などの表示札もそのまんま。一部、蛍光灯にカラーフィルムを貼ったりしている。だから、雰囲気としては文化祭の研究展示を見に行っているような気分である。「文化祭気分」と「廃校の有効活用」以上の「1+1=3」的な雰囲気は無かったように思う。
ジャン・プルーヴェの作品遍歴がいろいろ見れて、実際の作品も大きいものから小さいものまで多数展示されていて、建築と家具を同じ視点から作り上げていく構造の手法を存分に堪能できたから満足だけど、欲を言えば実際に触ってみたいですよね…。や、無理だとは思うけれども。あと、ジャン・プルーヴェ大いに語る映像で、実に雄弁に、建築家はエンジニアリング会社みたいなの挟まないで直に現場に入れ、デザイナーは工場に居ろ、と語っているのだが、横で奥さんがずっと編み物してるんだ。で、旦那が語りすぎると一瞬手を止めてちらっと旦那のほうを見て、「しょうがないわねこの人…」みたいな目で見る。そうすると、旦那のほうが話のトーンを落とすと言う、なんだか面白い映像だった。
10月23日の閉会間際になるほどコンテンツが豊富になるし、学校空間ならではの面白い使い方も展開してくれるかもしれないので、急いで行くことはないと思いますです。