家にいるので、昼飯を食いつつ、珍しく昼間のテレビなど見る。
一つ目。テレビショッピング。梅宮辰夫と山田邦子が、テレビショッピングに並んで出ている。山田邦子の出演番組の格落ちっぷりは実に目を見張るものがあって、フジテレビゴールデンタイムで番組を持っていたころから、→NHK総合→テレビ東京→NHK教育→独立U局→CS系専門チャンネル→テレビショッピングと、あなたも私も、その転落の軌跡を固唾を呑んで見守ってきたわけである。この次に何が待っているのか、このまま推移するのか、と思ったら、梅宮辰夫と並んでテレビショッピング。梅宮辰夫と山田邦子を並べる意味がわからない。つまり、だから、「テレビで顔を見たことのある芸能人、二人」という、限りなく無記名的な理由で、二人は並んでいるのだと推察される。さらに転落する先があったとは。これからどこに向かうのか、山田邦子。
……ああ、またこういうことを書いていると、おろちょん先生に怒られてしまう。
芸能ネタを扱うブロガーの8割はナンシーファンという脳内統計も出ている通り、彼女に憧れるあまりどうでもいい話を無駄に掘り下げるという作業をしてしまうのだと思う。しかし、いくら考察したところで所詮真似事に過ぎず、読者に伝わるのは「ああ、この人もナンシー関が好きなんだろうな」のみという現実。悲しい。
http://d.hatena.ne.jp/orochon56/20051213#p1
二つ目。その後、NHKのBS2で「特集あの日」を。各界の著名人が、8月15日の体験を語る、と言う番組。見ているうちに、何故だか涙が溢れてきて、まるで自分も終戦を迎えたような気分になる。生活の実感と言うのは、大上段に振りかぶった話の中には存在しなくて、やはり、小さなエピソードを積み上げていったところにおぼろげに現れてくるものなのだろう。右にしろ左にしろ、『その』極端な話は真実ではない。
