日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

ううう、なれずし食いたいー

http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20060209#1139464676
に続いて、突発的に食べたくなったよシリーズ。最初になれずしの存在を知ったのは「美味しんぼ」だったかしらん。最初は「うへえ…」と思ったものだが、年を重ね、日本の発酵食品文化に傾倒を深めていき、能登は「さんなみ」を訪れて美味さに泣いたりするうちに、やはり食べておかなくてはならぬものになったのですよ、なれずし。
最初に食べたのは実は随分時を下ってからで、大阪は淀屋橋の「遊亀」という店であった。
http://www.reibi.co.jp/gaiyou/shozaichi.html
出張ついでの偶然の出会いで、滋賀の蔵元が営業するその店で、滋賀県、琵琶湖の味の豊かさに驚き、そしてお茶漬けで食べた鮒ずしの味わいに涙したのであった。ああ、あの酸味…
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20041208#p2

さてここ数日、なぜか「ケーキが食いたい」しかも、ドライフルーツとかナッツみたいのが渾然一体となっていて硬くて噛めば噛むほど味が有るようなどっしり重いケーキ、そんなものがあるのかよく分かりませんが、とにかく、そんなケーキが食べたい食べたいと思っていた昨日。あー、食いてえなあ、と思いながら本屋で立ち読みをしていたら小泉武夫のこんな本が

発酵レストラン

発酵レストラン

発酵の権威、小泉武夫先生の本。実際に発酵食品の数々が食べられる店が紹介されていまして、能登の民宿「さんなみ」も勿論紹介されていまして。そして次の章に紹介されていたのがなれずしだったのですよ。
そこで自分の中で、「硬いケーキ」→(良く分からないけどイメージとしてドイツ)→「硬いパン」→(あの酸味)→「なれずし」とスイッチが入ってしまったらしいんですね。あの匂い、あの酸味、あの乳酸の旨み…ああ…。なれずしが、なれずしが、食べたい…。東京だとどこで食えるんだ…


ところで。小泉武夫先生が食育とか胡散臭い話に引っ張り出されていて、小泉武夫何者、みたいなふうに思ってらっしゃるかたもいるかも知れませんが、許してあげて!小泉先生はただ単に食い物オタクなだけなんですから!こんな美味いもんを食わない日本人わあっ!って興奮しちゃってるだけなんですから、許してあげて!西原理恵子コミケで売った漫画とか読んでもらえれば分かるから!