日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

もう一つ、心が痛い

本当に思い出したくないことは人間綺麗に忘れられるものだな、と自分でも驚くのだが、その、つまり一昨日見た夢が、高校生の頃の物凄くいやな思い出を追体験しているようであって、それは学校的空間における人間関係の所与のようなものなのだけれども、自分が夢を見ながら、ああこれはデジャヴだ、と思う自分と、いや、そんな事実はなかったはずだ、そう、高校生の頃見た夢にそんな場面があっただけなのだ、という葛藤があって、目が覚めてだいぶんたった今でもそれがどちらなのか、記憶の隅の隅のほうを探っても結論が出ておらず、つまり、本当に思い出したくないことなのか。断片的な、断片的で前後の繋がりが無い分、余計に厭な汗が出るような断片であり。その問題は、自分的にはかなり、自我とか自尊心を守れるような方法でクリアしたのだ、出来たのだという美しい記憶になっていたのだけれど、本当はそんな綺麗な解決をしておらず、記憶の奥に葬り去っているだけなのかもしれない。レトリックで言っているのではなくて、本当にそうなので、これ以上考えたくもないのだけれど、なにか、書いておかなければこのもやもやを抱えつづけなければいけないのだろうか、と思い、書いたわけだが。