グルメガイド、『ZAGAT SURVEY 2007 TOKYO RESTRANTS』が届いた。届いた、というのは、アンケート調査に参加したから、御礼として届いた。アンケートはインターネットで回答できたのである。
ぱらぱらとめっくてみて、ええ?とちょっと驚く。点数が異様だ。ほとんどの店の点数に、20点以上がついている。インフレ状態。抑制が効いていない。料理の点数に、29点とか、よくわからない点数がついている。内装やサービスががイマイチの店には、極端に低い点が付いている。
つらつら考えてみるに、評価者間の採点基準のばらつきの大きさが歪に反映されているような気がする。常態として高級店に行きなれている人の基準点と、時々、それなりの価格帯の店に行く人の基準点の置き場所が、多分、明確に、違う。そして、採点している店のラインナップも、人それぞれで全然違う。その、3段階で付けられた得点を、平等に平均点にして出してしまっているからだろうか?超高級店と、それなりのお店が、ほぼ同じ点数で並ぶことになる。もしくは、値段とは関係なくつけられるはずの料理の点数が、『この値段でこの味の満足度は…』的に、高い店に低い点がつけられてしまう傾向、というのもあるか。
誰に向かって書かれている本なのか、ということを考えると、それが一概に間違っているとも言えないのだが、コメントなどは参考になる部分もありつつの、点数に限って言えば、ますます信用の置けない本になったなあ、と思う。そのコメントにしても、ネガティブなものはサービスに関する愚痴みたいなもんしかなくて、全体的に駄目。
自分も協力しておいてこういうことを言うのもアレであるけれど、インターネットで投票するシステムはどうなんだろうかしらん。大丈夫かザガットサーベイ
- 作者: Nobuhiko Sato,Rie Yamauchi,Ren Sano
- 出版社/メーカー: CHINTAI
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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