日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

なにやら怪しげなAmazonレビューの件

以前に、Amazonのレビューについての私見を述べたことがありますが
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20050529#1117357476
ああいう素人レビューの価値って、多数の人が書き込むことでなんとなく醸成される空気感であるとか、あるいは、『そのレビューを書いている人が、それ以外にどのようなレビューを書いているか』を見ることによって参考にしたりとか、そういうお役立ちだと思うわけです。でね、いかにもサクラっぽいレビューって、空気でなんとなくわかるもんなんですよ。
で、これ

Amazonのレビュー(書評)はどの程度信頼できるか

4月24日朝の時点で、この本の売り上げランキングは全書籍中32位。立派なベストセラーです。しかし、どうもレビューがサクラによる自作自演(捏造)のような気がする。
そもそもこの手の地味なジャンルの本で発売直後にレビューが49件(4月24日現在)も付いたりするものだろうか?

http://d.hatena.ne.jp/ayanami/20070425

こりゃ空気も何もなく、明らかに怪しいだろ、って物件。49件のレビューがほぼ絶賛の嵐。で、そのうち44件のレビューについては、『この本のレビューしか書いていない』人たちであるとのこと。リンク先の記事で詳しく検証している。
書かれたレビューをよくよく観察すると、49件のうち36件が、3月26日から28日の3日間に書かれている。ちょっとありえんだろー、これは。
『そのレビューを書いている人が、それ以外にどのようなレビューを書いているか』って視点で参考にしている自分にとってみては、なんの参考にもならんわけです、このレビュー。
詳しくはリンク先読んで貰いたい(他の本のレビュー状況と比べたりしている)んだけれども、この本の出版社、朝日新聞社ですか。んー、ねえ…。