日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

今日ののんびり徘徊日記

5時半起床。……んー、覚めちまうもんは仕方が無いが、もう少し寝たほうが良いような気がする。掃除したり片付けたりして、朝飯食って、家を出たのは12時前。
九段下まで行き、久しぶりに『いもや』で天ぷら定食とおしんこ。相変わらず、600円であれだけのものが出るのは立派。えび、きす、いか、かぼちゃ、春菊、蜆の味噌汁。いもや独特のマニュアル化されていないシステマティックつうのかな、あれが好きなのです。
神保町の古書店、書店をうろうろして、地図やらなにから、いろいろと買い込む。そうだ、折角だから西ノ宮酒店に行ってみよう、と思い立ったのだが、よくよく考えると所在を知らない。一瞬考えて、三省堂書店に入って日本酒に関する本を物色。その中の一冊に、美味しい日本酒が買える店、として、西ノ宮酒店の所在が載っていた。
酒屋に向かう途中、なにやら怪しげなビルが…

よしもとの劇場?か何からしいが。
酒屋に着いて、昨日お世話になったご主人にお礼とご挨拶。厳選された品揃えのお店。日本酒に限らず、焼酎も美味そうなのを置いてあったなあ。七田の純米と、鶴齢の純米吟醸を購入して、地下鉄の人となる。
乃木坂で降りて、国立新美術館へ。モネ展は70分待ちとかで、大勢の人が黙々と行列しており、こちらはパス。

同時開催中の『スキン+ボーンズ-1980年代以降の建築とファッション』を見物。へえ、森美術館がやりそうな、面白い企画をするのですね。ロサンゼルス現代美術館で開催されたものに手を加えたらしい。海外の作家、日本人の作家を大勢取り上げながら、建築とファッションの親和性をいろいろな切り口で解説してくれた。
ただ、キャプションがそれほど詳しくないので、見た目での『ほー』という関心…それはそれで十分に面白いのだが…以上の読み解きは、なかなか難しいかも。というか、面白げな素材がたくさん並んでいるので、もっと理解したいな、と思う。7月16日に五十嵐太郎が「スキン+ボーンズ展をいかに鑑賞するか」という講演をするそうなので、これはちょっと行ってみたい。
まあしかし、ここでの先進的なファッションの読み解きってのは、日本の女の子にとってのcancamというものの読み解き、みたいなところとどういう地平で繋がるんだろうな。繋がらないのかな。わからんけれど。
馬鹿みたいに混雑する美術館を出て、ギャラリー・アートアンリミテッドへ。相変わらず、ギャラリーの方が大変丁寧かつフレンドリーに解説してくださる。齋藤芽生の踊場酒場がいいですねえ。全体が醸し出す雰囲気と、ディティールのユーモアが凄く良い。瀬川剛のたためるアートも面白かった。普通の人でも所有して飾れるアート、みたいのを真剣に考えているのかしらん。
ギャラリー間に寄り道し、ミッドタウンのスーパーを冷やかし、電車を乗り継いで帰宅。