日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

コミックマーケット79のお台場日記

大門通りの店で目が覚めたら、ああ、5時を回っている…辞して出て、四谷三丁目から地下鉄に。こんな時間なのに混んでいるなあ。東京で京浜東北線に乗り換えて眠るうちに桜木町、一旦帰宅してシャワーを浴びてお出掛け……いや、いかん、これは疲れていて、そして酔いが残っていて、動ける気がしない…大丈夫なのか体力持つのかこれ。しばらくベッドに横になってから、なんとかムチを入れて7時30分に出掛ける。
朝飯はカロリーメイト、段ボール箱とノボリをたてる竿を抱えて、ぼんやりと京浜東北線大井町りんかい線に乗り換え、案外、この8時半くらいの時間は一番空いているのよね。国際展示場の駅もスムーズに通り抜けて、人の流れに乗る。東に向かう一般参加者、西に向かう一般参加者、サークル参加者が誘導にしたがってきれいに国際展示場の駅前で分かれていき、ああ、うん、お祭りの雰囲気が高まってまいりました!
スペースには番長先生がすでに到着しており、こんなにどうするんだ、というほど沢山刷った本の山。早速看板の支度をしているとお隣さんが来てご挨拶、3回連続お隣りのご縁。綾波先生も来て、概ね設置が完了…あ!写真撮影を忘れた…看板は昨日の日記を参照してください。黄色、赤、と続いたので、今回は青にしてみた。
見本誌を出して、綾波先生は近隣にご挨拶周り、9時30分を過ぎたあたりで各ホールの出入り口が閉鎖され、買出し部隊に出発。開いたシャッターからぞろぞろと外へ、外でわっちゃー、と団子になった一団が、『A85の人!手を上げて!』『次はA84!』『A83b、間違えないで、bだよ!』とスタッフに誘導されて、命のビザを手に入れたかのように行列していきます。よく訓練されたオタクなので、混乱も無く整然としたものでござるよ…。わたくしは毎度の通り『A83a』の70年式悠久機関からでございます…。
『今回の新刊は1000円で2限、1000円で2限です!ですから、ほとんどの人は1000円札を2枚だと思いますー!』などとお約束に朗らかに笑い声が上がり、お隣の列では売り物のタオルとタペストリーが披露されて『おー!』と静かな歓声が上がったあとで拍手。んー、いいなあ、この雰囲気。こういうのが楽しくて、毎回来てるような気がするよなあ。そして10時の開場と共に拍手、本を買ったらすぐに次の獲物を求めて…
綾波先生ともうお一人のおつかいに奔走し、東1〜3のサークルで結構手間取り、11時20分を回ってしまった。ヒラコー先生の十月機関が、まあある程度予想した通りに欠席しているのを確認して、次は西へ行こう。綾波先生が大好きなみさくらなんこつ先生の新刊が完売したら大変だ!
東から西へは割合スムーズに流れて、無事にみさくらなんこつ先生の御本も手に入れる。もう一つ並んだシャッター列がなかなか大変な行列で、これがねー、カレンダー含めたセット販売しかしてないのよ。いやそれはいいんだけどさ、50分並んでセット販売4000円だけです、と知って買わずに帰る人がチラホラいたのはちょっと可哀想だなあ、と思いましたです。販売物の内容とか、並んでるときにわかるようにしてくれると親切よね。まあ、あの会場でそんな泣き言は通用しないことは百も承知ですが。その点、みさくらなんこつ先生の親切さとかサービス精神ったら素晴らしいわあ
こんどは大量の人に揉まれながら牛歩で東へ移動。西から東に移動するだけで15分か20分くらい掛かったか?東4〜6ではJ.A.シーザーのCDが発売延期になっていてやや残念、それ以外はちょっと売り切れがありつつも無事にお買い物を済ませて、にちのさんにもご挨拶して、ようやくスペースに戻ったのは2時近くでありました。
それからは売り子さん、番長先生の補助。バックナンバーから揃いでお求めくださる方が沢山いらっしゃって、有難い限り。声を掛けられて、どなたか、失礼ながら咄嗟にわからなかったんだけれど、ああ!fさん!はてサで一番人が悪い(誉め言葉)fさんじゃありませんか!ご訪問ありがとうございます。そしてLさん(なんと称すのがいいんだろう…)も大混雑の中、ありがとうございます。なんだかぼんやりしていて、まともな応対ができなくてすみません。
終了間際、先に送る荷物の見当を間違えていて、新刊が売切れてしまい、大変失礼しました…。もうすぐ4時だな…というところでアナウンスが入り、一斉に拍手…が起きはじめた途端、実は緊急のお呼び出しで一同ズッコケ。仕切り直しで4時の閉会のアナウンスと共に盛大な拍手、そして三本締め。ああ、今年も終わったなあ。感無量。さっさと店仕舞いし、荷物を発送して、タクシー乗り場からタクシーに乗って、綺麗な夕焼けを見ながらレインボーブリッジを渡るころにはもうぐたっり。新橋の焼鳥屋で打ち上げをして、東海道線から京浜東北線に乗り換えて帰宅する。
すぐに実家に向かって出てきてしまったから戦利品はあまり眺めていないけれど、『あの人の研究論文集』が素晴らしい出来だったなあ、と。
着替えや酒をかかえて出て、横浜そごうの食品売り場で安くなったおせち用品をいくつか購入。東横線で実家へ。すきやきのお相伴に預かり、しかして、疲れが相当溜まっていたのか、そのまま布団に入り、紅白のその後も、除夜の鐘も何も知らぬまま、ぐっすり寝てしまったのでありました。みなさん、今年もお世話になりました…