日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

コミックマーケット75 みっかめ、参加日記

昨夜は四谷三丁目で飲んでいて、4時半ごろにちょっと一眠り、起きたら6時過ぎ。さて、ビッグサイトに移動でござる。この体調ではたしてあの戦場で体力持つのでしょうか、とも思うけれど、テンションは高いのでなんとかなるでしょう(明日は…知らん)
新宿に移動し、7時10分のりんかい線は、入線を待つホームに大勢の人、みなみな、大きな荷物を抱えた人たち。キャリーに段ボール箱積んでるのは明らかにサークル参加者。みなさんもこれからですね。混雑する電車に揺られること25分弱、国際展示場前の駅でほとんどの客が降りる。テンションは高いが行動はおとなしい集団は、同じくじっと耐える一般入場の待機列(まあ、今年はわりあい暖かいから、そんなにつらそうじゃないけど…)を横目に黙々とたいこ橋を渡り、西館に入ったのは7時55分くらい。
今回の場所は、西1と西2のちょうど境目の場所で、かなり条件の良いスペース。東だったら3日目の『C』の島中くらいのレベル。目の前は、ペリカン便の荷物受け渡しスペースになっていた。今回は、評論のスペースが全体的にゆったりした良い扱いで、唐沢俊一のところとか、空耳アワーとか、壁サークルになっていた。頑張って宣伝すれば売り上げも違うかもしれない。というわけで、材料だけ準備していた、のぼりの製作にかかりましょう。
縦横55cmほどのダンボールを持参していたので、裏表に、出力した看板を糊付け。支えの棒は、100円均一で購入した、サイズの違う『つっぱり棒』を2本組み合わせ。短いほうを椅子の脇に紐で縛り付けてしっかり固定し、長い方を短いほうに差し込む。短いつっぱり棒を十分に伸ばしたので、長い方を差し込んでも安定感が良い。長いほうのつっぱり棒は十分に伸ばす。これで高さは、120cm+70cm弱=190cm弱。綾波書店先生の身長とあんまり変わらない感じ。評論の島ではこれで十分に目立つし、これ以上高いと危ないだろうから、これで良いでしょう。
昨日、シモジマで購入した卓上用のスタンドの部品のうち、紙を固定する部分だけをてっぺんに差し込んで、看板を固定。正面から買いに来た人にも見えるし、裏のほうからも見えるし、実際、結構目立っていた。買い物から戻って来て見てみたら、看板がちょっとお隣にはみ出していたのが申し訳なかった(空中権の侵害!)のと、縦方向の安定感は良いのだけれど、回転に弱いので看板の向きがふらふらしていたのが、ちょっと反省点ではある…。来年はこれ
http://www.japanvcs.net/product/1389
を買っておいて、終了後は、綾波書店先生に新幹線で持ち帰らせようか知らん。
あとは、A3に印刷したチラシを2枚、机の前に貼り付け。今回、この看板とチラシに値段もしっかり書いたので、値札を作らなかった。あとからすれば、値札もあったほうが良かったかなあ。と思う。そういえば今回、スペースの写真を撮影しなかったのだった…
これも買出しから帰ってきてからの反省点、相変わらずの反省点なのだけれど、横半間のスペースに、綾波書店先生、番長先生、ワタシと、かなりガタイの大きい男3人(まあ、3人同時に中にいることはないけどナ)。そして、本の在庫、各自の荷物、のぼりの材料の余り、買出ししてきた本などがカオスにつみあがってしまって、とても狭い。個人の荷物を減らすとか、机下にもっと荷物を押し込めるように整理するとか、多少工夫が必要だなあ、と思ったし次第。
さて、陳列も終わったので、スペースは綾波書店先生に任せて、買出しに出発。シャッター前に並んだ行列が、9時30分になると粛々と表に出て、10時、拍手とともに販売終了。今回の綾波書店先生の買い出しは40サークルだったのですが、結構、新刊落ちていたところや、12時をまわると完売していたところも多かったなあ。それにしても、男性向け創作は、行列も長いけれど列の進みも早いよね…。買いやすい値段で札と薄い本が延々黙々と交換されていきます…。売るほうも買うほうも良く訓練されたヲタクです。
東館の男性向け創作ゾーンは、昼近くなってくると、まさに『人波に流されている』という表現がぴったりであり。しかし、ものすごく一部の例外を除いて皆さんマナーが良く、長年の蓄積と歴史とある種の危機感を常に持っている古参兵の皆さんは勘所がわかっている、という感じで。まあしかし、壁やシャッターに比べて、島中なんかで行列しているサークルに並ぶほうが、暑苦しくて並ぶのに体力を消耗するよね。今回、睡眠時間の不足で若干パフォーマンスが落ちていて、体のキレが悪かったような気がするなあ…。おかげでスペースに戻ったのが12時50分くらいになってしまって、烏鹿さんがスペースにいらしたのに、すれ違いになってしまった。失礼しました、申し訳ない。
あともう一点。店頭の看板の絵、乳首が非常に念入りに、付箋などで隠されていた。これは明らかに、担当スタッフからの指導があったものと思われる。乳首隠しても、そのぬちょぬちょしている触手が絡み付いているあたりのがよっぽど…と思うけれど、まあ、法律ってのはそういうものなんでしょうなあ。幕張の一件で厳戒態勢になったあと、なし崩しでゆるい方向に進んでいたけれど、昨今、児ポ法に関する議論がいろいろあるので、準備会側もかなりナーバスになっているのでしょう。
特集/ それって本当に、子供を守るための規制ですか?/ 同人用語の基礎知識
そりゃあね、実際に児童に被害が出るようなポルノ作品に、よりなんらかの規制をしましょう、というのはわかります。しかし、二次元のポルノの単純所持規制って、誰の被害を少なくしようとしてるのかわからん。これはもう、I11先生のコメントの通りですよ

I11 幼児性愛, 児ポ法, 価値観の多様性, 価値観, 表現の自由 キモイとかキモくないとかはどうでもいい。だけど単なる個人的価値観や主観の違いを法制度で強制するのは、ロリコンに限らずやめてほしい。
http://b.hatena.ne.jp/I11/20081222#bookmark-11384220

そんなこんなで買い物も済んだので、1時前にスペースに戻る。3時過ぎまで売り子。時々、スペース前に5人くらいお客さんが来たりしていたのだけれど、お隣にはみ出しているのを、もう少し真ん中に寄ってもらうようにお願いすればよかったなあ、と、お隣のスペースの方に申し訳ない。結局、vol.1とvol.2の再編集版は2時ごろ?に売り切れ、新刊とvol.3もかなり売れた。お買い上げいただいた方、興味を持っていただいた方、どうもありがとうございました。
片付けて撤収、恒例により、タクシーに乗って東京駅まで。キッチンストリートの奥の店で、ちょっと贅沢して黒毛和牛のハンバーグで遅い昼飯。実に肉肉しくて美味かった。秘密のお仕事の話とかいろいろ聞きまして…。4時45分くらいに分かれる。今年もお疲れ様でした。その後、東海道新幹線が止まっていることを知ったけれど、綾波書店先生は、かなり遅れはしたけど無事帰れたみたい。これまたお疲れ様。
ワタシは人と東京駅待ち合わせて、ちょっとお茶飲んでから帰宅。帰宅するとどっと疲れが出て、ゆっくりお風呂に入って眠ったのでした。