日毎に敵と懶惰に戦う

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大阪出張 国立国際美術館『世界制作の方法』

7時に出社、10時ごろに出て、品川からのぞみに乗る。今日もお昼はシウマイ御弁当。しばらく寝ていて、充電中のiPhoneを見ると、バックライトがつかなくなっている…電源を入れなおしたり、リセットしたり、いろいろしても駄目。これは4Sに変えるしかないのか…
京都で乗り換え、奈良線東福寺、京阪で樟葉。打ち合わせ。終了後、iPhoneを確かめると、ちゃんとバックライトがつくようになっていた。たぶん、新幹線の窓際に置いておいたので、結露したんでしょうね…。しばらく前に落としてヒビが入っていたので、そのせいもあるんでしょう。いずれにしてももう替えどき。
京阪で京橋乗り換え、渡辺橋に出て、国立国際美術館
2011年度 | 2010年代 | 過去の展覧会 | 展覧会 | NMAO:国立国際美術館
『世界制作の方法』は、パラモデルの作りだす天井までプラレールで埋め尽くされた大空間からはじまる。先日京都のタカ・イシイで関連展示を見た伊藤存青木陵子インスタレーションは、完成度はこちらのほうが高いけれど、ホワイトキューブよりも京都の展示会場の雰囲気の方が良かったかな。クワクボリョウタの10番目の感傷は何度目かだけれど、見る度素晴らしい。暗い空間に、しゃがんで見ている人達が、プラレールの弱い光が作り出す影の拡がりに息を飲む。静かな空間に響くカタリ、カタリ、という小さな音も良い。
金氏徹平は、例によって雪のような何かに覆われているのだけれど、いつもに比べて妙に感傷的で、しかしとても良かった。エキソニモの『ゴットは、存在する』はバカバカしくて笑ってしまいました、詳しくはこれなども
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そして木藤純子、これも良かった。柱の陰、扉の隙間、暗闇の中。そっと作りだされる異世界が素晴らしかった。とにかく、どの作品も、ホワイトキューブの中に、いかにその作品だけの、独立した展示空間を作り出すか、に注力されており、そしてそれは成功している。小さい頃に、ふと、路地裏で世界の秘密を覗き見てしまったような、感傷的で業の深い、記憶の片隅に残り続けるような展覧会だった。良かったです。
中之島コレクション』は、大阪市立の近代美術館のためのコレクションと、国立国際美術館のコレクションによる展覧会。ちょうど、橋本市長が美術館計画の白紙撤回を決めた直後というタイミングでしてな…。私立美術館が出来ることで中之島全体の文化的浮揚!みたいな展示内容が気まずいことになっていました…。それにしても、モディリアーニの裸婦と佐伯祐三は、ほんと、眼福としか言いようがありません。見られて良かった。このコレクション、無駄にしてはなるまいぞ。国立国際美術館所蔵のほうの、会田誠の滝の絵、スク水少女大集合…の絵もまた良かったですね。
大いに満足して美術館を出て、歩く。江戸堀、京町堀のあたりは、うまそうな店、面白そうな店や会社が多くて、良い雰囲気。そしていつもの、この店に

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この季節ならでは、金亀のしぼりたてが、うまいなあ。鰤刺、あん肝、海老芋の田舎煮、小鮎の甘露煮、千社唐味噌、うずらの唐揚げ、ふなずし!おにぎり、粕汁。食べすぎです…。しかし美味い物は美味い。

終電、無くなっちゃったね…///

というわけで、だいぶん遅くなってからお店を出て、梅田へ。大阪駅のバスターミナルから、22:50 のドリーム314号のキップを確保、乗ったらすぐに就寝、おやすみなさい…