日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

自転車で都内へ、『紅型』と『アラブ』

本日は休みをとってあり、のんびりぶらぶら、都内に行こう。8時40分くらいに自転車で出て、第一京浜を北上、鮫洲のあたりで海岸通りに入り、さらに北上して会社の前まで行ってみる。30kmほど、1時間40分かかった。もう少し早く走れば1時半にはなるかな。悪くはない距離だけれど、これで通う気にはならんなあ…ごくたまに、仕事が詰まってない日に来てもいいかな、という程度。
さらに北上、新大橋通りで水天宮に出て、右折して秋葉原。3331に行ったら、この平日の昼間から大勢の人。なにかしらんと思ったら、今日からAKB48美術部展覧会ですか…。ついでだからちょっと覗いて行こうかと思いましたが、入場料2000円も取る時間指定予約の展覧会と聞いて、ははは。
ここからはまさに迷走、という感じで、昭和通りを下って日本橋三越人形町に出てシュークリーでシュークリームを購入、コーヒー飲んで一休み。日本橋高島屋にちょいと寄り道の後、また北上、神田駅前の東北縦貫線の工事現場、かっちょいいなあ

末広町まで北上し、『花ぶさ』で昼飯

車海老と天然鮎の天ぷら、鮎御飯。小鉢に赤出汁に漬物、甘味(白玉ぜんざい)もついて1000円で、美味しゅうございました。ここに来るのは4年ぶりくらいですね
101TOKYO Contemporary Art Fair 2008 - 日毎に敵と懶惰に戦う
公園で食後のシュークリームを食べまして(美味いー)、また南下。春日通りから、東京ドームを正面に見ながら壱岐坂を下り、飯田橋へ。目白通りを九段下の手前で右折、急な坂道を登って下ると靖国神社千鳥ヶ淵戦没者墓苑

恥ずかしながらわたくし、ここははじめて来ました。宗教色が排除されている施設であり、100円で献花のための切り花を買って、しばし。ハーモニカで『戦友』を吹いている人がいたですよ。こういうところは、暑くて蝉が鳴いている季節が似合うけれど、やはり終戦の時期から刷りこまれたイメージなのだろうな。
国会の正門前を通り過ぎ、溜池山王のカヌヤマで買物。環状2号線の工事現場を眺めつつ
虎ノ門ヒルズ|森ビルのプロジェクト|森ビル株式会社 - MORI Building
浜松町まで出て、コーヒー飲んで休憩。赤羽橋から新一の橋、鳥居坂をのぼれば、東洋英和の生徒が丁度帰宅時間。ミッドタウンまで行き、サントリー美術館

沖縄復帰40周年記念 紅型 BINGATA-琉球王朝のいろとかたち- サントリー美術館
自分は紅型のイメージをかなり狭く捉えていたかもしれない。こんなにも、大きな柄、小さな柄の連続、そして色の重ね合わせのようなもの、モチーフの多様性に目を見張る。そしてやはり、すべてにおいて、色の美しさ、南方の強い紫外線に負けない顔料の力強さに見惚れる。紅型の美しさは、その青と、隈どりに負う部分が多いと思うですよ。黄色の地の美しさも素晴らしい。それにしても展示替えが多過ぎる展覧会で、少なくとも3回行かないと、全部見ることが出来ない。6週間あまりの会期なのに!会員になれ、ということですかね
その後、森美術館の『アラブ・エクスプレス』のプレビューとレセプション。
アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る | 森美術館
アラブへの固定的なイメージに抗う作品と、アラブについて何も知らない私達が向き合う展覧会。じっくり見て色々考えたい、というか、ちょっと見ただけでは簡単に感想が述べにくい。作品の形態は非常にバラエティに富んでおり、なんといいますか、中国やインドやアフリカのそれよりも、東欧系の現代美術を思わせる。中国、インド、アフリカ、中東、知らなかった現代美術を紹介してくれる森美術館はありがたいなあ、と思います

For photographs that include art work of Maha Mustafa:

マハ・ムスタファ
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おしらせ | アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る | 森美術館
そんなわけで、あとはシャンパン飲んで、いろいろお話して、しばらく夜風にあたり

途中でパンクしてしまった自転車は六本木ヒルズにおいて、別のお天気の良い日に取りにこよう…。電車で帰宅したのでありました
在華坊(@zaikabou)/2012年06月15日 - Twilog