日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

横浜美術館『熱々!東南アジアの現代美術』

日曜日、夜から未明にかけて強い雨。朝方になると小降りになっている。朝からテレ玉の演歌番組を見ていたが、なんというか、凄いよな…。

正月の埼玉政財界人チャリティ歌謡祭はけして特異点ではなく、こういう、日々の地道な積み重ねの上にあるんだな、と思う。テレ玉は、いつチャンネルをまわしてもテレ玉らしい番組をやっているので、すごい。TVKあたりとは覚悟が違う。
雨脚も弱まり、明るくなってきたので、自転車で出かけて9時過ぎに三溪園到着。

本日までの重要文化財10棟まとめて公開を、小雨模様のしっとりとした風情、輝くばかりの緑の中でじっくり楽しんだわけですが、それを@_kotomoさんがTogetterに実に丁寧にまとめてくださって感謝感激!
@zaikabouさんとお散歩しよう! 〜三渓園の重要文化財建造物10棟めぐり編 - Togetter
自分でものちほど別建てで記事にしますね…。



というわけで2時間半ほども堪能して、帰路。喜月堂で喜最中を、先日某所でいただいて大変うまかった

甘納豆 よねせ本店

食べログ 甘納豆 よねせ本店

よねせの甘納豆を、それぞれ購入して一旦帰宅。またお出かけして、桜木町でちょいと待ち合わせて歩いて馬車道サモアールでオムライス。うまいよなあ、サモアールのオムライス
サモアール 馬車道店

食べログ サモアール 馬車道店

ほいでもって、横浜美術館へ。最終日になる『熱々!東南アジアの現代美術』を見に行ったわけですが、目の前の巨大ショッピングモールがいよいよ出来上がっており、6月21日オープンですか

横浜美術館から出てくると、本当に目の前になるのね。ずっと更地でしたからね…ここは

さて、展覧会
横浜美術館
シンガポール美術館コレクションによる、東南アジア作家の作品紹介。アイデンティティ、貧困、生死、差別、都市問題などをストレートに問うている作品が多い。

ここ数年、中国インド中東などの現代美術を紹介する展覧会が森美術館などで開催されているので、それと合わせて参照したい興味深い内容になっていた。アジアの現代美術と言うと福岡アジア美術館あたりが力を入れてますが、横浜もわりとこのあたり紹介していて、前回の横浜トリエンナーレもタイとか東南アジアの作家は多かったですよ。横浜トリエンナーレについてはこのあたりで
横浜トリエンナーレ2011開幕 - 日毎に敵と懶惰に戦う
これは中韓の作家がメインですが、これもとても面白い企画展だったなあ
ZAIM『ART LAN@ASIA アジアの新★現代美術!!』 - 日毎に敵と懶惰に戦う
リー・ウェン『世界標準社会』は、元銀行員の作家がグローバリズムを熱く語る様子の口元だけが、白い布の覆いの向こう、遠くにちらちら見え隠れして虚しく響いてくる。シンガポール初のビデオインスタレーションと言われている作品

チャールズ・リム『すべての川は海へ通じる』は、シンガポールの巨大地下排水施設から都市河川を経て海へと至る水の道をじっくり美麗な映像で見せてくれる『シンガポール静脈』とでも言うべき作品で、とても面白いし、表現の洗練度合でも頭一つ抜けている感じだった。界隈の人にもオススメ。検索してもTEDの動画しか出てこなかったけど…

その他、写真、コラージュや映像(ドキュメンタリー的な)を媒介にした作品が多かったな。主張内容に対して表現方法をいろいろ模索してる様子が見て取れる。コレクション展は、上田國昭・克子夫妻が蒐集した『賛美小舎』特集。ややもすれば美術館のコレクションから漏れがちになる1980年代以降の佳作を丁寧に拾っている、なかなか面白い企画だった。上田夫妻のコレクションは、10館の公立美術館に分散して寄贈されているそうです
もう一度帰宅して、水着を持って出て、野毛山公園から尾根伝いに自転車は走らせて清水ヶ丘公園へ。プールに入ったはいいけど、水着が2着ある代わりに水泳帽が無い…。もともと閉場まで時間が短くて買うのも勿体無いので、プールサイドと人のいないサウナで、念入りに30分くらいストレッチして出てきた。ほいでもって、酒房ぴーでゆるゆるしてから帰宅したのでありました
在華坊(@zaikabou)/2013年06月16日 - Twilog