日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

森美術館『STARS』と、TOKYO CITY VIEW

水曜日、仕事に行くのを見送って、少し家事を片付け、おにぎりを持って午前中にお出かけ。田町で降りて、港区のプールで1kmちょっと泳ぐ。

歩いて竹芝へ。四季劇場だったあたりが再開発しているという話は聞いていたが、水辺の風景がガラッと変わっていてびっくり

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なかなか快適な空間。ビルも新しく立って、JR東日本系列のホテルなどもできていたが…

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それにしても、人がいませんね…

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空いてて快適ですよ。そして近くの、東京都産業貿易センター浜松町館のビルも建て替えられて、でっかいビルになっている。おお、とさんぼう

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そのビルからは浜松町駅方面にスカイウォークが伸びているのだが

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その先がぷっつり途切れている…

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駅に到達していない

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どうやらこれがまともに繋がるのは何年も先で、それまでは行き止まりのデッキになってしまうらしい。どうしてこんなことに

その後、森美術館に向かい、『STARS』を見る。うーん…。今の日本の現代美術界のスターを集めた展覧会ということで、すごくダイジェスト!資料のコーナーはわりと面白かったですが…

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展示のほうは、作品点数とか作品の質としてはちゃんとあるんだけれど、とにかく集めてます、という感じで、美術館としての企画の意図があまり感じられず…

まあ、オリンピックに併せた企画で、今の日本の現代美術界でトップで活躍しているひとの作品をまとめてみられる、という意味では十分、意味があるんですけれども。そして、宮島達男にしても、村上隆にしても、奈良美智にしても、ちゃんと代表的な作品が見られた満足感はあるのですが

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どうもまとまりのない展覧会だなあ、と思ってしまうのだった。でも、あまり展覧会に足しげく通っているようではないカップルなども楽しんでいたし、これはこれでいいのかもな。若いカップル多かった

空間の作りこみとしては李禹煥が好きかな。奈良美智村上隆も良かった。草間彌生はダイジェスト感が高い。宮島達男は割り切ってばーん、という感じが好き。

杉本博司はさすがに手抜き感があったし、最後の杉本博司の映像と、最初の村上隆の映像、それぞれ新作はいらんのでは…と思いましたです

その後、展望台、TOKYO CITY VIEWへ。空いてると噂には聞いていたが、本当に虚無空間で、すごく良い。

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コールマンのキャンプチェアで永遠に寛げる。この展望台、やたらと空気が良いんだよな

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今、美術館も展望台も時間指定予約が必要で、美術館2000円、展望台1800円、空いてれば両方で2700円、という料金設定になっているので、そもそも敬遠されていて空いているというのもある。私はパスポート的なアレなのでどちらも入れるのだ。なんか、予約必須だったりいろいろ制約が多くなったコロナ禍において、あらゆる美術館のパスポートの価値が爆上がりしている。

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なんにしても、オープン以来何十回ときている私であるけれど、なんかイベントやってることが多くて展望台としての開放感が十分でない場合が多かったので、今の状態は、展望台としていちばん魅力的だと思う。景色そのものは屋上がさらに良いのだけれど、さらに追加500円で高いよね。ちなみに、この日は暑すぎて閉鎖していた

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米軍麻布ヘリポートの返還問題はどうなったんだっけかな…

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ネットでは、なんか田端大学の人が、旅館の飯につけたコメントで炎上している。

初見、多いと言うほどの量でもないし、少量ずつだから、わりと高齢者も食べるのでは…。出し方とか内容的にはすごく高い旅館では無いな…と。

そして、所謂温泉旅館における昔から批判されたいた『食べ切れないほどの飯が出る』という形態がここ10-20年くらいで価格帯別にどのような変遷を辿ったかという知識、その中で自分に合った宿を探すリテラシー、みたいなものは、ある程度、経験を積んだ上で身につくので、あまり検討外れな人を叩くのもな…とは思った。

なんか上から偉そうに語るなら、それくらいの基礎知識持ってから語れよ、とは思いますが。

山奥でもとにかくマグロの刺身、みたいな宿と、土地のキラリ光る名物を出すよ、みたいな宿、必ずしも後者が無二の正解とばかりも言えず、前者を求める人がいるから、前者もまだ残っているのであってね。前者を全否定はできないな、と。

とにかく量で勝負、味も良いが量が暴力的、みたいな、海沿いの民宿みたいなのもまだまだあって、そういうところはこちらもあらかじめ覚悟して、斎戒沐浴して虚心坦懐に料理に向き合う必要がある。過去の自分の経験の中では、大三島の「さわき」という旅館が凄すぎて、写真を撮るのも忘れてしまった 

zaikabou.hatenablog.com

質と量のバランスでいちばん素晴らしいと思ったのは、蔦温泉かな。あそこはまた行きたい

zaikabou.hatenablog.com

 料理で一番感動したのは能登の「さんなみ」だけど、さんなみはもうないのだ…

 http://zaikabou.hatenablog.com/entry/20040518/1120459590

 夜は、お茶の水のいつものお店で。またまた、美味しいものをありがとうございます

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ちゃんと早めに帰れる時間に帰路についたのだが…

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知らぬ間に大船

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知らぬ間に高輪ゲートウェイ

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なんとかかんとか、桜木町には着くことができました…

在華坊(@zaikabou)/2020年08月12日 - Twilog