日曜日、昨日は家事もやらんと出掛けたので、朝から頑張って片付けと掃除。日曜美術館で横浜トリエンナーレを見つつ。当社比的には、それなりに捗る。昼飯も自宅でそうめんを茹でる。
午後から出掛けて、横浜市民ギャラリー『泉桐子個展 WE CAN’T GO HOME AGAIN』を見る。
ちょっと調べたらなにかやってるな…でなんとなく来たのだけれど、これがとても良かった。神話の壁画的などっしりした空気と繊細な表現力があり、大画面の作品にググッと引き込まれる。描いてから細かくタイルに分けて後から再構成しているのかな。日本画の画材や墨を使っているという。
小品もとても良い。お近くの方は見に来る価値がある。事前予約必要とあるけど、来場者の管理のためにやっているようだ。9/6まで
そこから少し野毛の坂をのぼり、『メゾン・ド・ハラ (Maison de Hara) 』の桃のかき氷に生姜のシャーベット乗せ。
ここの店は美味しいのは勿論、秘密の花園みたいな店の雰囲気や店の人やお客さんの雰囲気含めて好き。
隠れ家的、という形容に食傷気味だけど、ここは本物の隠れ家。以前、一度ランチは来たけれど、ディナーも来なきゃ。ランチディナーは予約してね、とのこと
桜木町から電車で横浜へ。そごう美術館で『東京藝術大学スーパークローン文化財展』を見る。平山郁夫は長年、シルクロードの文化財保護に力を注いでおり、少なくともその点においては多大な功績を残した人なわけですが、そのころから連綿と続く、シルクロードの文化財保護の取り組みに注目した展覧会。
しだいに風化劣化、あるいは戦火で失われる文化財、その保存と公開を両立し、研究する観点から、非常に精密なクローンを作成する取り組み。シルクロード各地の文化財のクローンが多数並ぶ。
そしてスーパークローンというのは、すでに失われてしまった文化財を、元がどのようであったか、歴史研究はもちろん、藝大の芸術的知見なども活かしながら補って復元する試み。ほんとうにそうか?という、結構危うい領域な感じもしますが…。
敦煌の莫高窟の57号が会場のそのまま再現されていて、壁画とかはクローンだけれど、仏像はその後の着色補修などを排した、唐代のものを再現したスーパークローンであるとか。
法隆寺の釈迦三尊像も、スキャンデータから3Dプリンタで造形し、さらに高岡で鋳造するという、大変な手間をかけて造られたクローン。昭和24年の火災での損傷を補っているので、これもスーパークローンである。
再現制作の様子や、敦煌などの現地の映像もなかなか面白くて、かなり長居してしまった。なにぶん、東京藝大の政治的な諸文脈も感じる展覧会ではあったけれど、とても良かったです。
ロフトでナガノさんのグッズを眺めて
帰宅して、麻婆豆腐を作って晩御飯
一般的には辛すぎるかもですが、うち的には大変美味しい。レシピは以前に乗せたもの
食後には、いただきもののピオーネを
もう8月も終わってしまう…