日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

横浜北仲、150mの高さから360度の展望が楽しめる、無料展望フロアがある

土曜日、お天気も良いので都内まで。四ツ谷四ツ谷一餅堂』で胡椒餅を食べる。

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あんまりジャンクな感じがしない上品な胡椒餅だけど、ちゃんと胡椒餅だ。

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最後の方で汁が少し溢れて、胡椒餅だなぁ、と思ったのだった。胡椒餅以外にも豆漿とかお菓子とか出してる、けっこう広いお店なんですね

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美味しくいただきました。近所の坂本屋でカステラを買って、ちょっと迎賓館へ。庭園だけ見ようと思ったんだけれど、荷物検査がなかなか厳重でした

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迎賓館赤坂離宮の前庭の門、耐震補強なの?経費節減が顕著な…。柵も重しで留めてあるのかな。仮設だよねぇ…

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迎賓館前に新しくできた休憩所も覗いて、四谷から地下鉄で新橋へ。なぜ地下鉄に乗ったかと言えば、昨日行った店が乗ってるメトロミニッツが欲しかったからですね

パナソニック留美術館『分離派建築会100年展』を見る。非常にごちゃっとした展覧会で、分離派がなんなのかは、最後までよくわからなかったけど、関東大震災復興後のさまざまな建築を知れたのは面白かった。

旧新橋停車場鉄道歴史展示室では『走るレストラン』を。食堂車の歴史についての展示は非常に興味深いものだったけれど、実用なればこその食堂車に魅力を感じるので、最後に四季島のダイニングについて語られても、何かが違う…となるよな…。

そして横浜へ。

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最近、噂になっている、ザ・タワー横浜北仲46階の展望フロアに行くことにする。

ザ・タワー横浜北仲は、横浜湾岸部の希少な立地に建つ58階建ての高層マンション。三井不動産はその開発にあたり『46階には地上150mの高さから美しい横浜都心臨海部を360度見渡せる展望フロア(面積:880平米)を設置』することを約束したのです

https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2016/1101_01/download/sumai/20161101.pdf

こちらの資料にも『46階には、一般開放される展望フロアが併設されます』と書かれている

https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2017/1116_01/download/sumai/20171116.pdf

で、実際、その展望フロアは設置されたわけなんだけれど、人が押し掛けるのを嫌がったのか、三井不動産は、展望フロアの存在を積極的に公表してないのだ。

[B! 不動産] Mitsui on Twitter: "三井様が容積ゲットと引き換えに市民に無料開放したはずなのに、そのことを(意図的に)周知しないため人っ子ひとりいない状態になってる46階のやつ。 (足元でやってる北仲マルシェは人でごった返してるのに) https://t.co/3XAiYOEJ1o"

コロナ禍で人が押し寄せると困るから、とか、理由はあるのかもしれないけれど。しかしとにかく、行ってみましょう

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現地に行ってみても、一般開放されている展望フロアがある、なんて情報はどこにも書かれていない。では、どうやって行くのか。

ビル下の商業施設、北仲ブリック&ホワイトの脇に、高級サービスアパートメント「オークウッドスイーツ横浜」のエレベーターがあるのですが

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このエレベーターで、ロビー階の46階に行くのです

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この、サービスアパートメントのロビー階である46階が、すなわち『一般開放される展望フロア』であるらしい

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ここがパブリックな展望スペースであるという案内は皆無。本当にどこにも書かれていない。知らなければ、絶対に辿り着けないのであります。

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46階は、オークウッドスイーツ横浜のレセプションやフィットネスやレストランがあるフロア。その余剰スペース的な感覚で、ビルの四隅に、見晴らしが開けたパブリックな展望スペースがある。

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本当にパブリックな空間なのだろうか?サービスアパートに用が無くても滞留しても良い場所なのか?現地に行っても戸惑ってしまう

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微妙な緊張感が漂う謎の空間なのだ…なんだこれは。

展望スペースからの眺めは、文句なく素晴らしい。

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まさに観光地「横浜」の地理的な中心地、北仲の地上150m以上から、360°のパノラマが開けている。

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みなとみらいや、港の方まで、全部見える。ランドマークタワーに引けを取らない…いやむしろ、程よい高さ、立地などを考えると、眺め的にはランドマークタワーよりも良いのではないか。なのに無料。空間としてのムードは皆無だけどね。

46階には23時まで営業しているバーもあり、夜景を見ながらゆっくりお酒も飲める。

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まだ開店していないけど、眺め最高のオープンキッチンの素敵なレストランもある。

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トイレも綺麗。バーが営業しているということは、普通に23時までは出入りできるんだよね、これ。1階の入口は、おそらく、深夜にはカードキーでコントロールされるんだろうけど

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おそらくバーの営業終了後の思われるので、本当の深夜以外は自由に出入りできる空間ということですね。これは知らないと損な空間ですね…

展望フロアからは、横浜市役所もすぐ隣に見える

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32階建ての横浜市役所に展望台が無いのを不思議に思っていたのだけれど、隣にこんな立派な展望スペースがある、それも横浜市として、容積率を緩和する代わりに設置させた展望フロアなのだとすれば、横浜市としては、十分責任は果たせていると言える。

というわけで、横浜市はwebページのQAでも、こんな回答をせずに

市民ラウンジの利用方法(市役所に展望台はありますか) - 横浜市 Q&Aよくある質問集

隣のビルの展望フロアに行ってください、と、積極的に誘導すべきと思いますね。皆さん、是非利用しましょう。

なお、厳密に言うと、本案件が本当に容積率緩和のための公開空地(有効空地)なのか?という点については、状況証拠からの推測であり、横浜市の公表資料を見ても、イマイチよくわからないhttps://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kenchiku/tetsuduki/kyoka/ikenkoubo/ikenkoubo20201030.files/genkou.pdf

本当に有効空地ならその旨の表示がなされなければいけないはずなので、しばらく様子を見たいと思います…

そうそう、マンションの居住者は、屋上に上がることができるらしい。屋上イイな。誰か住んでいる人に連れて行ってもらいたい…

眺望で価格が1億円も変わる? 横浜の超高層マンションで実際の景色を撮影してきた(櫻井幸雄) - 個人 - Yahoo!ニュース

そしてマンション掲示板では、一般開放の展望スペースの設置は非常に評判が悪かった模様

【掲示板】ザ・タワー横浜北仲ってどうですか?|マンションコミュニティ(レスNo.14757-14856)

 

そんなこんなで…素敵な夜景を堪能して、買い物して帰宅し、家で晩飯にしたのでした

https://twilog.org/zaikabou/date-201128