日毎に敵と懶惰に戦う

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Bunkamura ザ・ミュージアム『ソール・ライター展』を見る

日曜日、午前中はお茶飲んだりしてのんびりしておりまして。暑くなりますなー。昼ごろ出かけて中華料理屋で簡単に昼飯を済ませて、渋谷まで。文化村に至るとおりで、なにやら、九州?鹿児島?の人たちが踊っていた

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で、さて、Bunkamura ザ・ミュージアムで『ソール・ライター展』を見る。

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1923年生まれ、ニューヨークでファッション誌の写真家として活躍しつつ、素敵なストリート写真も発表していたソール・ライターが事務所を閉めたのは1980年代。その後はおそらく静かに暮らしていたんだろうけれど、1950~60年ごろに撮影したカラー写真の写真集が出版されて、一躍リバイバルするのが1990年代後半。

モノクロも良いんだけれど、このカラー写真が抜群に良い。ニューヨークの街角で捉えた写真は、色も構図もほんと巧みで、傘多過ぎ!ではあるんですが、とにかく彼の視線と暮らしの幸福を共有、堪能できる。

彼がこれらのカラー写真を撮影していたころはカラー写真は芸術としては認められておらず、またカラーフィルムも高かったので、使用期限済みのフィルムでコツコツと撮り溜めていたのだ、と。そのコダックのフィルムも展示されていた。今でもイーストヴィレッジの元住まいには、未現像のフィルムがたくさん眠っているのだという。

で、なんですけれども、ナビ派や浮世絵を愛し、絵も描いていたというソール・ライターの絵画もちょっと展示されていまして、これはまあ、うーん、作品としてはどうなんでしょう、ではあるんですが。

そして1945年から1960年代にかけて、付き合っていた女性のきわめてプライベートなヌード写真もたくさんあって、最後のほうに展示されていまして。いちおう、全部女性の名前と撮影された年が書かれているので、付き合っている期間は被ってないのかな…みたいに年表を作りたい欲に駆られる…。1960年以降に生活をともにした女性は長く愛し合い、晩年まで、一緒に絵を描いたりするのが楽しみであったとか。

そんでもってですね、その1950年代に撮られた写真の上に、絵の具を塗り塗りした作品も結構あって、これが描かれたのが1990年ごろなんですね。わりと悠々自適になってる70手前のジジイが、若き日に撮影した女たちのヌード写真を取り出して絵の具塗り塗りしている…というのは、始末に終えないエロジジイなのでは…とも思ったですよ。

でも、とにかく、そういうものもひっくるめて、ソール・ライターの写真そのものだけじゃなくて、ニューヨークで活きた一人の写真家の暮らし、幸せを一緒に共有するような展覧会で、なんだか幸せな気分になれたのです。

ただ、彼の暮らしを取り上げた映画のタイトルが『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』で、どこのアフィリエイトまとめブロガーに邦題つけさせたのかと思ったら、原題からしてこのままだったというのが、うむ…。

美術館、なんだかんだ2時間くらい長居してしまって、しかし面白かったから良い。渋谷西武の無印良品に寄ったりして、また東横線で元住吉、バルクフーズでお買い物。7時半前に桜木町に着き、買い物して帰宅して晩飯にする。

食後は、お茶しながら、バルクフーズで買ったトレイルミックスをつまんでおりました。

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そんな、のんびりした日曜日

在華坊(@zaikabou)/2017年05月21日 - Twilog