日毎に敵と懶惰に戦う

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酒井順子先生萌え

週刊文春の「私の読書日記」、今月から酒井順子もローテーションで執筆。酒井センセの存在自体を例の「負け犬の遠吠え」で知ったので、自分の中で始めから変なイメージがついてしまっていて、酒井センセの文章をマトモに読んだことが無かったのだが、実に読みやすい文章。なんか、blogで美術レビューや書評を書いている人の文章を、金を取れるレベルで水準化した、というかんじである。blogと言ったが、特に「はてなダイアリー」っぽい。何故か知らないけど。
京都で草間彌生展を見ようとしたらもう終わっていて、代わりに河井寛次郎展に行って感動してみたり、関西人との対人距離感覚の違いについて考えてみたり、女性写真家の写真集に言及したり、歌舞伎を見に行って中村雀右衛門(ジャッキー)が気になってしょうがなかったり。
以前、「東京人」で、操車場を嬉々として見に行ったりもしていたが、この人は「負け犬」というより、オタクに親和性の高い人じゃないのかしらん。オタクじゃないか、サブカルか。どっちだ。
どっちにしろ、この人が例えばオタクと結婚したとしても、最近流行りの「オタクと負け犬をくっつける」的な文脈で語っちゃいかんと思う。普通の負け犬の人には高いハードルも、この人には全然高くなさそうである。
あと、「萌えるるぶ」にも言及して

実はこれは、東京における同人誌やフィギュア等のショップやメイドカフェを網羅する「史上最濃!多分やくにたつ萌え系ガイドブック」だったんでち(萌え語尾)!かわいいるるたんが、東京にやってきた「お兄たん」を一生懸命案内する、という作りなんでち!

とか言ってるし。酒井順子先生、萌え。

●追記●
酒井順子の「オタク性」について詳しく言及しているところがあったので、トラックバックさせていただく
http://d.hatena.ne.jp/kataru2000/20050327
電波男、まだ読んでない。はやく読まなくちゃなあ。