日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

中島みゆきコンサート

7時過ぎに起きて、出社、仕事。4月分の〆など。4時からの会議が長引いてじりじり。6時40分ごろ、ようやく終わって駆け足で会社を出て、新横浜からは19:11の新幹線に飛び乗る。早くつかないかなあ、という焦燥感と、相方の分のチケットを先に渡しておいて良かったなあ、という安堵感と。東京駅着、走って東京国際フォーラムに駆け込む。中島みゆきのコンサートは5000人収容のホールAだ。
もう半分ぐらい進んでいて「ほのぼのしちゃうのね」(お便りコーナー)をやってるが、合間に客席へ誘導され、やあ、と再会して着席する。2階20列、やはり遠いこと遠いこと。ほとんど舞台が見えぬ。双眼鏡も忘れたし。これで全席均一料金はなかなかの無茶だのう。
今回のコンサートツアーは、非常にやさしい曲、語りかける曲が多い。聞きながら「ほわーっ」とした気分になっていたら、MCで『なんだか寂しくなっちゃうわねえ。特に一人で来ている人は。しかも両隣がカップルだったりしたら…。だから、中島さんのコンサートはチケット一枚ずつ売ったほうがいいと思うの。2枚欲しいって言ったら、思いっきり席を離す』というのには笑った。しかし、確かに中島みゆきのコンサートは一人で来ている人が結構いるし、そうでなくても同行者と「一緒に盛り上がる」的なものではなくてじっと静かに聞いている人ばかり。立ち上がる人もほとんど無く。まあ、今回は2階だったせいもあり、1階は結構立ち上がっているようではあったが。
ともかくにも『SINGLES BAR』『夜を往け』『地上の星』『歌姫』と聞けて大いに満足し、終演後、ぞろぞろと出てくる人を見ながら、夜会の客層よりもはるかに社会への適応度が高そうなことに感心し(薄まっているだけだろうか)、丸の内方面に歩く。