日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

BankART「食と現代美術part2」

のんびり起きて、家でだらだら。1時過ぎに出かけて、馬車道で下りて「BankART1929」へ。昨日から始まった「食と現代美術part2」を覗く。前回の印象はこちら…って、あんまり感想書いてないけど。
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20050219
BankART Market」と称して、なにやら模擬店、というか文化祭の様相を呈している。食い物も販売中だったので、タイカレーと麻めんなるものを食う。どっちも辛い。そのほか、食器を売っていたり、文明堂のカステラを売っていたり、なんのフリーマーケット?って感じでよくわからん。桃色ゲリラの中の人もいた。ハーモニカやゴルフボールを食材に見立てて料理しているのが面白い。

眞島竜男の作品は、宅配のピザが目の前で縮んでしまう…という小説を印刷した冊子がたくさん天井からぶら下がっていて、モニターではそのピザを切り刻んでぐちゃぐちゃにしたものを犬が食べている、というなんだか…よく解らない作品。これが一番印象的だったか知らん。
それから、今度は歩いて、もう一つの会場の「BankARTNYK」へ。こちらも色々作品があるわけだが、なんだろうか、あの横浜トリエンナーレ以来、「作成中」みたいな無造作な作品が結構多いような気がして、それはちょっとどうだろう、と思うのだが…。んで、折元立身さんがおかあさんと一緒に来ていた。
雨宮庸介の作品が一番完成度が高くて、本物のりんごに混じって、こんなりんご

が大変精密に作られていて、え?じゃあさっきのりんごも偽者?と混乱し、さらには精密に作られた10倍サイズのりんごがあったり、さらには「そこにおいてあるりんごやバナナは本物?すり返られた物?」ということをどんどん混乱させていくような、会場で撮影された映像が流れていた。魅力的なガジェットにあふれた作品。
3階に上がると、牛島達治の作品が常設されていて、無機質で薄暗い倉庫の中で無意味な機械が真面目に動いている、という素敵作品。


1階に下りると折元立身の作品…いつもどおり、パンである。軽トラックの荷台に満載されたパン。なんとなく、北朝鮮の「うれしいなぁ、うれしいなあ。冷凍車がやってくる〜♪ 大元帥様の愛を乗せてやってくる♪」 みたいな歌を思い出した。

……なんか、あんまりな感想だな。ええとですね、これ以外にも周辺の飲食店に作品が展示されていたりするらしい。そんで、横浜で取れる農産物の即売もしてたり。いろいろとごちゃ混ぜで楽しむとお祭り的に楽しめるイベントではあるかな、と思った。入場者が「みんな関係者?」とか思ったのだが、これは雨で客が少ないせいだろうから仕方ないか…