日毎に敵と懶惰に戦う

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『淑女の雑誌から』は新人編集者の登竜門らしい

mixiの『週刊文春』コミュから得た知識。週刊文春に好評連載中の『淑女の雑誌から』は、毎週、女性向け雑誌から卑猥な体験談を拾い出して紹介するコーナー。エゲツナイ話と、種村国夫の味のあるイラストと、そして抜き出しの後に“ぼそっ”とついてくる、編集部員の手になると思われるものすごーーーく下らない駄洒落で有名である。
週刊誌業界の駄洒落では『AERA』と『週刊文春』の『淑女の雑誌から』が双璧、右近左近、両巨頭並び立つ、という感じである。
で、あの駄洒落はどう考えてもオヤジ編集者がつけているとばかり(ことによると編集長あたりが)思っていたのだが、なんと、mixi週刊文春コミュによれば、新人編集部員が必ず担当する仕事であるらしい。あれで編集のイロハを学ぶのだ、とのこと。
毎週毎週、『愛の体験スペシャルDX』だの『ポップティーン』だの女性向け雑誌のそういう欄を丹念に読み込んで、これにしようか、イヤサあれにしようか、こっちのほうが駄洒落がつけやすい、ここのイラストなら種村国夫先生書き易かろう、などと思い悩む、右も左もわからぬ新人の編集部員。

常日頃から性道徳の退廃を嘆き、貞操観念の確立を説教しているというのならばともかく、「淑女の雑誌から」と称して、長年にわたって乱交・獣姦・近親相姦、何でもありの淑女のお尻にヨダレを流してかぶりつき、担当編集者によると、「たとえ硫酸かけられても、これだけはやめられない!」(平成十四年八月八日号より)などと居直っているのである。
http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/2003/0307/read1.html

硫酸かけられてもやめられないそうである。隠れたファンが相当数いる模様なので、是非、これからも頑張って続けていただきたいものである。