日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

『空海と密教美術展』や『大鹿村騒動記』などの土曜日

7時起床、駅のコンビニで朝飯を買い、京浜東北線に揺られて上野について10時。上野公園を抜けて、国立博物館に行く。上野公園の改装工事が続いておるけれど、噴水の池の形、ずいぶん変えるのだねえ。さて、本日の目的はこの展覧会
弘法大師・空海の生涯と密教美術の世界
『この夏、マンダラのパワーを浴びる。』とか『国宝重要文化財98.9%』などの宣伝惹句のノリに不安を覚え、照明の具合などにあまりよろしく無い評判を耳にすることもあり、かなり不安を抱えつつ訪れたのだけれど…。結論から言えば、良かった、安心した。最後の部屋、東寺の仏像、国宝8体を並べたコーナーをはじめ、照明の揺らぎ、やや陰影を付けすぎる照明の仕方など、気になる点は何点か。しかしながら、とにかく展示物の力が凄いですね。展示品99点は1点を除いて国宝重要文化財、そして半分以上が国宝という、東寺だの金剛峯寺だの、醍醐寺だの西大寺だの、どんだけお宝持ってるんですか、という…。ほとんどもう、拝観している、という雰囲気で。貴重な仏像、書、マンダラ、法具のこれでもかこれでもかに圧倒されましたです。
常設も、先週見たばかりだけれどもずらっと眺めて、博物館を出ればそろそろお昼。山手線で神田に向かい、先日ふられた(定休日だった)このお店へ

東京カオマンガイ

食べログ 東京カオマンガイ

久しぶり、やっぱりここのカオマンガイは美味いなあ。ご飯の炊き加減、出汁の具合、そしてつやっつやの鶏肉。堪能いたしました。また山手線で有楽町、マルイとかプランタンなどをぶらぶら、沖縄の物産品店でオリオンビールと、沖縄メイドなゴーヤチャンプル用ソース、赤マルソウの『らくちんちゃんぷるーゴーヤー』ってのを購入。さらに北海道フィーディスト(交通会館じゃなくて、東京駅前にあるほうの北海道物産点ね)にて、サッポロクラシックと、めふんめふんは交通会館の方でも何度か買ったことがあるんだけれど、昔売っていたのは美味かったのに、一時期置かなくなって以降、しばらくして置くようになった瓶詰めが、正直、美味くなかったんだよね…。ここで売っていたのはそれとは違うものだったので購入。美味しいといいなあ。佐藤水産の『めふん醤油漬』という商品です。
大丸の都路里でお茶して、食器の売り場を眺めてわっふるわっふるして(昔はこんなところ素通りだったのに、面白くなるようになったのは、年のせいなんでしょうかねえ…)本屋などに寄り道、また京浜東北線の人となって一旦帰宅する。
荷物を整理してまた出掛けて、元町公園プールへ。6時からのナイターになる直前に滑り込んだので、200円で入場できました。ナイター前後で一旦全員出したりはしないんですね。本日は涼しく、気温も30℃以上にならなかったのかな。水温も25℃と低め。おかげてとても空いており、50mの広いプールに10人いるかいないか、という有様。自分のペースでのんびり泳ぐことが出来て、1時間で1.5km。7月9日のプール開き以来、もう5回目ですね。遊泳コースがあるおかげで毎回ちゃんと1km以上泳げて、なまっていた体が、だんだん動くようになってきて嬉しい。
プールからあがり、自転車でコレットマーレの映画館、ブルク13へ。実はここに映画、見に来るのはじめて。スクリーン11はゆったり余裕があって、座り心地もよく、こりゃいいや。そして1000円の特別価格で見たのは、『大鹿村騒動記』
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もともと、その俳優陣の超豪華さに、見に行こうと思っていた映画。突然の原田芳雄の訃報に接し、これはやはり、なんとしても見なければと。1時間33分の小品であり、大作とか、名画名作とか、あるいは一世一代の、とか、怪演とか、そういう類の映画では無いのです。しかしながら、名優たちがその持ち味を存分に発揮していて、また好き勝手楽しそうに演じている感じであり。原田芳雄がいいんだ、これが本当に。最初から最後まで大活躍じゃないですか。元気だし。好きだなあ、こういう映画。
大鹿村歌舞伎を中心にして、リニアの話題、地デジ化や村の無線などを上手く使っていて、村の人も大勢出演していて。不自然さや大仰さ、いやらしさ無しで、地方ロケを成功させている映画だな、とも思いました。1000円と安いし、じんわり良い映画なので、肩の力を抜いて見てほしいなあ、と思いました。それにしても、上映前の予告編で流れた映画、見たいと思う邦画がひとつも無かったよ…。面白そうだなあ、と思ったのは韓国の映画ぐらいだった。タイトル忘れたけど。
帰宅してスパゲティ茹でて『廻るピングドラム』見ながら晩飯食っていたら、お呼び出しがかかりまして。そのまま酒房ぴーへ。12時まで飲んでおりましたです。