土曜日。午前中を家で過ごしていたら突然雨になったり、なんだか不安定な天気だけれど、午後から大岡川の桜桟橋へ。本日9月1日、もとちょんの間の1室にオープンする『水辺荘』
水辺荘がはじまります！ | BOAT PEOPLE Association
…については詳しく後述することにして、その活動の一環である『Canal SUP Association』
Canal SUP Association
によるSUPツアーとSUP試乗会が行われるので、はじめてのSUP体験をしに来た、というわけ。で、SUP？と言われても、何のことだかわからない人も多かろうかと思います。
スタンドアップパドル・サーフィン - Wikipedia
まあようするに、サーフボードの大きいの上に立って、パドルを使って漕ぐのです。基本的にはあんまり激しい感じじゃなくて、のんびりした感じのマリンスポーツ。水中に入るのが（基本的には）前提ではないので、カヤックやEボートなどと同様、海や綺麗な湖水だけでなく、都市河川でも楽しめるのであります。
短パンにTシャツのごく身軽な格好に、ライフジャケットは借りたものをしっかり身に着けて、足元はマリンシューズ…まあこれは裸足でもいいけれど、マリンシューズがあったほうがいいかな、こういう安いのもあるし
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ほいで、日焼け対策に帽子もかぶって、さて桟橋へ。こんなながーいボードがお出迎え
当初、初体験ということで、陸上にボードを置いてバランスのとり方講座みたいなのが半分くらい続いて、最後にちょっと水上に出て終わり、みたいなのを想像してたんですが…さにあらず。丘の上の講習も特になく、いきなり水の上に出るみたいですよ。まじっすか、だいじょうぶですか。
まずはお手本…ということで、経験者の人の乗り方をじっくり観察。ボードを水の上に浮かべて、ボードの後ろ側から、上にそっと座るように乗る。あまり神経質に乗らなくても、割合安定している感じ。立膝のままパドルを持って水上を進み、しばらくしてからよっこらしょ、という感じでボードの上に立ち上がる。ね、簡単でしょ、ではやってみましょう…という。おお…
で、なんか突然スコールのような雨が叩きつける中、比較的初心者向き、幅広の青いボードにそっと座り…おお、これは存外、安定しているぞ。パドルでちょっと水をかきながら進み、ものの数分で、これは大丈夫かもしれない…と立ち上がる。簡単に立てた！あとは見よう見まねでパドルを左右に持ち替えながら、前に進んだりターンしたりを練習していれば、水上に出て10分としないうちに、人を写真撮影する余裕も出てきます
写真、左の人は今日がはじめて。もうサマになってるでしょう！ではある程度慣れたところで、少し下流のほうに行ってみましょう…とスタート。都橋商店街の脇を通り
下流に向かいます
乗っているわたし
真ん中ちょっと後ろ寄りに立って、棒立ちになりすぎないようにしつつ、あまり無理な力を入れずにパドルを左右しながら漕いでいれば、バランスはしっかり取れている。ま、時々、力の入れどころが悪くて、おっと、みたいな場面もあるわけですが。だんだん、感覚がつかめてきます
いやあ、これは素晴らしく楽しいな！ちょっと他ではできない体験
この日の水面は静かで、漕ぎながらのんびりと、ほかの人と会話もできる。ほかに聞く人の無い都市河川の上で、ちょっとした密談にはぴったりなレジャーかもしれない…。で、もう少し進んだあたりで、遊覧船の引き波にあおられてかなりバランスを崩しそうになる。ちょっと危なくなったら、座ってしまえば安定します。疲れてしまってもちょっと座ればよい。荷物をくくりつけるためのフックもあるボードなので、これに乗って遠出もできるみたい。
午前の部、経験者によるツアーは赤レンガまで行ったらしいけれど、今回は汽車道の橋のあたりで、そろそろ引き上げ。くるりと方向転換して上流に向かいます。
で、ですね…。もうすぐ戻る、というところで、油断してくるくる回っていて、落ちてしまったのですよ、わたし…。大岡川に。大岡川の水はしょっぱい、わりと深い、まあきれいじゃないけどそんなに汚くはない、という感想を持ちました…。落ちてしまっても落ち着いてボードの上に復帰したので、危ないことはまったくありませんでした。そして、この日、落ちたのは自分だけであったよ…。
自分は自宅がすぐ近所だったので帰宅してシャワーを浴びて着替えたけれど、桟橋の近くにコインシャワーもあるので、落ちたとしてもシャワーを浴びて着替えることが可能です。水辺荘でも着替えはできますしね。そんなわけで帰宅して着替えてまた川のほうへ。都橋商店街のヌビチノでビールを飲んでいたら、ちょうど体験会第二部が通り過ぎていったのでした
さて、夕方からは、黄金町のかいだん広場にて
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水辺荘のオープニングパーティーが開催されました
http://www.hotlist.com/e/9-1-%E6%B0%B4%E8%BE%BA%E8%8D%98%E3%80%80%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3-@-%E9%BB%84%E9%87%91%E7%94%BA%E3%83%90%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB-Yokohama-shi-Kanagawa-Japan/416936005021137
黄金町周辺には元違法飲食店がたくさんあり、街のにぎわいのために、それらを改装して活用する人を探す活動を『NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター』が行っているわけですが、今回大岡川沿いにオープンしたスペース『水辺荘』も、その一つ。
BankART Schoolで2011年に連続して行われた「これからどうなる？ヨコハマ研究会」は、さまざまな分野の人が集まって横浜について考えた非常に密度の高い空間でありまして
これからどうなる？ヨコハマ研究会: BankART1929 BLOG
コレヨコに関連する8件のまとめ - Togetterまとめ
その成果は本にもなっているわけですが
これからどうなる？ヨコハマ研究会出版記念会+総括！朝までコレヨコ 10月21日開催 | BankART LifeⅢ "新・港村"
その分科会の一つ『水辺班』の有志5人が出資して、実際に大岡川で遊ぶための拠点にしよう！すぐ近くにある立派な桟橋、桜桟橋を使い倒そう！というのが、『水辺荘』なわけですよ。
ちなみに、コレヨコからここに至るまでの間に、やはりBankART Schoolで『大岡川を往く』という連続講座もあり、わたしはそれには参加させてもらってました
「大岡川を往く」の検索結果 - 日毎に敵と懶惰に戦う
また、この5人のうちの複数のメンバーが参加している『Boat People Association』は、私がお世話になりっぱなしの団体でありまして
BOAT PEOPLE Association
『都市に新しい「水上経験」をつくること』をテーマに活動するこのNPO法人のおかげで、都市河川クルーズなど、わたしも楽しい水上体験をたくさんしてきました（次の記事の中に、過去のいろんな体験のリンクをはってあります）
YOKOHAMA Canal Cruise 2010 横浜駅西口前運河へ手漕ぎのEボートで入りこむ - 日毎に敵と懶惰に戦う
そんな人たちがプロデュースした活動の拠点。水上は自由な空間なのだけれど、水に下りる場所が無い、船や道具を保管しておく場所が無い…というのが一番の悩みどころ。ここには桜桟橋があるし、大きい船を係留するのは無理だけれど、たとえば今日使ったSUPは空気で膨らませるもので、空気を抜いてしまえばクルクルと巻いて簡単に保管できる。大きくなくても、活動拠点があるだけでグッと夢が広がる。そんな場所なわけです『水辺荘』
この日は黄金町エリアマネジメントセンターの人、桟橋を管理する町内会の人、大学の先生、いろんなところでアート活動を行っている人、そして近所の人（自分もな）、あるいは、都市河川の映像を作っている野田真外さんも来ていたり
多種多様な人たちが集まって、話も盛り上がったのでありました
まずはさまざまな催しに参加して楽しんで、さまざまな『部活』がうまれて活動していければいいなあ、と思うのでした。直近でも面白そうな企画がありますよ
Canal SUP Association
なんだかとても楽しい1日であったなあ
