月曜日、祝日。朝から川崎へ。チネチッタに『羅小黒戦記』見てきた
ファンタジーとしてしっかり面白いし、現代中国の描写がちゃんとありながらファンタジーと上手く融合しているのも楽しいし(地下鉄の荷物検査のシーンで笑ってしまった)、ストーリーは王道だし、キャラクターかわいいし、これは良いな
アニメを見た人の感想を眺めてると「中国の地下鉄は空港みたいな荷物検査があるのか」「中国は日本以上にスマホ社会なんだな」みたいな感想もチラチラあって、アニメーションってそういう相互理解作用もあるんだなー、と。街中の看板を眺めるのも楽しい
日本のアニメの影響は各所に色濃く感じるんだけど、それを昇華した上で、フラットに広く受け入れられるアニメーションを作ってるなと感じるし、その上で政府から怒られが発生しないようなものを作っているな、とも思う
で、中国の少数民族同化政策肯定映画なのでは?という声については、確かにそうともとれるけれど…。ある意味、自然と人間の共生みたいなものをどういう角度で描くか…という普遍的なテーマを扱った映画ではあって、どこか突き放した視点で、中の人的にもギリギリやれることをやってるんじゃないかな、という感想
映画が終わって、分かれて実家へ。両親の再来週の出雲の旅の資料を渡して、レクチャー。JALのダイナミックパッケージとか宿のサイトとかで直接予約したので、詳しい旅のしおりと、紙で発券したeチケットと、紙で貰った地域共通クーポンを渡して、迷わないようにしておいた。
実家を出て横浜美術館。詳しくはこちらで
見終わって、中華街へ。本日は久しぶりの南粤美食での宴会。まずは定番の前菜から
塩蒸し鳥、アヒルの醤油煮ももちろん美味しい。来るたびに少しづつ塩加減が違うのも楽しいよね。鳥はビールが、アヒルは紹興酒が、いくらでもすすむ
金額と人数だけでお願いすると同じようになってしまうので、今回は大根と鹹魚をリクエストしておいたら、鹹魚の頭と大根のスープが出てきた!
蓋を開けた瞬間の豊かな香りをお裾分けしたい…。鹹魚の味わいが染み出し、大根もしっかり吸って旨味が増し増しで、口に含むごとに印象が変わってだんだん美味しくなるスープ。大変良い。
鹹魚を使った何かと、大根を使った何かを想像していたんだけれど、合わせ技でこういうものが出てくるとは予想外、楽しい。やはり客としてもリテラシーを高めていくと、宴会はどんどん楽しいものになるのだな…
麻辣風味だけどそこまで辛く無くて、旨味がしっかり引き出されている海鮮炒め
コリコリした豚の小腸は臭みは無いが味わいはしっかり出ていて、サッと火を通した玉葱などとも相性の良い豆豉炒め。南粤美食は、みなさん、アレとかコレとかの定番メニューを頼んで満足してしまいがちだけれど、こういう、老板の腕が光る炒め物を食べて欲しい。
南粤美食で海老と言えば、車海老がどーんと1人一尾使われたエビチリに、大定番の海老ワンタンスープ。
どちらもとにかく海老。海老の味が深い…。そして〆はこれ。宴会を予約するときにお願いしておいたのだ
海老の卵マシマシな伊府麺。はじめて食べた人が、不思議な…と言っていて、確かに麺はフニャっとしてるしなんだか不思議な食べ物なんだけど、食べるうちに病みつきになる。南粤美食の伊府麺は美味しいのです。
デザートまで美味しくいただいて、大満足だったのでした