テレビで取り上げられるのは、広島6区と岐阜1区と静岡7区と東京10区と東京12区ばかり。そして公職選挙法の関係で、選挙区の候補をテレビが取り上げる場合は、すべての候補を平等に取り上げる必要がある。だから共産党の候補も、同じ時間取り上げてもらえる。
つまり、泡沫候補だったとしても、注目選挙区に立候補すれば、テレビで平等に取り上げてもらえるのである。ということはあなた、唯一神又吉イエスも、羽柴誠三秀吉も、たとえば東京10区に立候補していれば、小池百合子と同じ時間テレビに写って、いろいろと主張することができるわけですよ！
‥‥と、ここまで考えて、いやいや、おかしな泡沫候補がいると、そもそも「注目選挙区」として取り上げられないのではないか、という気もしてきた。テレビに出すとまずそうな候補者がいる選挙区は、テレビでは積極的に取り上げないかもしれない。
ということは、逆に考えると、ある選挙区に注目して欲しくない、と考えたときは、そこに変な泡沫候補を擁立すればいいわけで。たとえばホリエモンがテレビに露出して宣伝効果が出るのはいやだ、と考えたライバル企業があったとしよう。その企業は、キチガイを一人唆して、その選挙区から立候補させればよかったわけだ。んー、たった300万円の安い買い物だったのにね。
